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「推し」に大切なのは人として一本筋の通った「人間性」-モモコグミカンパニーさん(月刊『宣伝会議』「私の広告観」出張所)

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月刊『宣伝会議』では、社会に大きな影響を与える有識者が、いまの広告やメディア、コミュニケーションについて、どのように捉えているのかをインタビューする企画「私の広告観」を連載中。ここでは「私の広告観 出張所」として、インタビューの一部や誌面では掲載しきれなかった話をお届けします。今回登場するのは、ガールズグループBiSHの元メンバーで文筆家として一歩を踏み出したモモコグミカンパニーさんです。
写真 人物 モモコグミカンパニーさん

モモコグミカンパニーさん

大ヒット曲を連発して各メディアで活躍し、2023年6月29日に解散したBiSHのメンバー。メンバーの中で最も多くの楽曲の作詞を担当。独自の世界観で圧倒的な支持を集めた。“物書き”としての才能は作詞だけではなく、2022年には『御伽の国のみくる』で小説家デビュー。これまでエッセイ2冊、小説2冊の執筆を行い、2023年7月には最新作『悪魔のコーラス』を上梓。BiSH解散後は、執筆活動やメディア出演を中心に文化人として活動。

Q1. ライブではMCも担当されていましたが、こころがけていたことはありますか。

曲の合間のトークでは、どんな内容をどんな言葉でファンに伝えるのか、毎回スクリプトをつくり、制限時間内でしっかり収まるようにと事前にボイスレコーダーで録音して確認していました。グループに関する話題からメンバー個人に関することまで、責任を持って発するようにしていました。言葉ひとつで、ファンの気持ちを高揚させることもあれば、逆に嫌悪されてしまうこともありますから、そこは決しておろそかにすることはできません。

Q2. グループ解散後も変わらず応援してくれるファンの方がたくさんいらっしゃいます。

昔と違っていまはアイドルでも“人間力”が試されている気がします。外見よりもその人の個性とか、内面に関心を持たれていて、そこに共感できた人を推しにすることが増えてきていると思うんです。だから一度推しを見つけたらブレずに、ずっと応援し続けてくれる。逆に言うと推しにしてもらうハードルが高まってきていると思います。これだけ多くの表現者がいる中で、見つけてもらうこと、注目されることが大変になってきているなと感じます。

モモコグミカンパニーさんのインタビュー記事は、月刊『宣伝会議』2024年1月号に掲載。

月刊『宣伝会議』デジタルマガジンでは、2013年から本連載の過去10年分のバックナンバー記事を閲覧可能です。

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