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佐藤卓氏がデザイン、津軽みやげの新ブランド「津軽たんげ」松屋で先行販売

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松屋は1月18日から、青森・津軽みやげの新ブランド「謹製 津軽たんげ」を用いた商品の先行販売を松屋銀座で開始した。デザインはグラフィックデザイナーの佐藤卓氏が手がけている。地元の特産品など19品で、同施設で開催中の「津軽物産展」で販売している(23日まで)。一般販売は4月から青森で開始予定。

写真 商品・製品 「謹製 津軽たんげ」をあしらった地元を代表する津軽みやげ
「謹製 津軽たんげ」をあしらった地元を代表する津軽みやげ

津軽たんげは、松屋と津軽圏域14市町村でつくる観光地域づくり法人(DMO)「Clan PEONY 津軽」が共同でプロデュースした。両団体は2023年に観光推進に向けた連携に関する協定を結んでおり、津軽地域の物産品のブランディングや認知度向上、国内外からの観光推進などが狙い。今後もブランドを使用する事業者を募集していく考えだ。

津軽たんげ ブランドデザイン 津軽で親しまれる夏の風物詩「金魚ねぷた」

新ブランドのデザインは、津軽で親しまれる夏の風物詩「金魚ねぷた」がモチーフ。「たんげ」は、津軽弁で「とても」「すごい」という意味を持つ。「可愛くてアイキャッチになる金魚ねぷたと、音の響きと意味が良い“たんげ”を組み合わせました。アイコンから津軽の文化や風土を感じていただけたら」と佐藤氏は説明する。

また金魚の口は「つ」「が」「る」の3種類の形をしており、商品のパッケージデザインなどに使用する際は3種類の金魚から好きな形を選ぶことができる。「ほかにも金魚の黒目を大きくしたり、目線をずらしたり、手書き感を出したりとアレンジしています。きれいに仕上げすぎず、素朴で親しみやすい印象にこだわりました」(佐藤氏)。

写真 商品・製品 津軽たんげ

ブランドを使用した商品はふじりんごを100%使った「藤崎りんごジュース(ふじ原木)」(税込1950円)や、クマ肉を使った「西目屋クマカレー」(税込1200円)など10事業者の19品。松屋銀座8階のイベントスクエアで先行販売されている。

合わせて、地下鉄銀座駅地下通路にある松屋銀座のウィンドウにも展示されている。4月以降の一般販売は、青森県内の駅や空港といった主要な施設で販売を予定しており、年間2万個の販売を目標としている。

物産展初日の18日には、同法人の理事長を務める櫻田宏弘前市長や佐藤氏、事業者が来場。櫻田市長は「東京の一等地・銀座でご紹介いただくことで国内外にアピールできる。多くの人に津軽のたんげいいものを知ってもらいたい」と期待を込めた。

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写真 人物 複数 (左から)佐藤卓氏、事業者の倉田昌直氏、櫻田市長、松屋の柴田享一郎IPクリエイション課長
初日には関係者4人が訪れた。(左から)佐藤卓氏、事業者の倉田昌直氏、櫻田市長、松屋の柴田享一郎IPクリエイション課長。