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若年層に向けた冷凍食品、ブランド認知を拡大_R30のホープたち(ニチレイフーズ)

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次世代を担う若手マーケター・クリエイターを紹介する月刊『宣伝会議』の連載『R30のホープたち』。新たな時代を担うホープたちはどのようなポテンシャルを秘めているのだろうか。今回はニチレイフーズ マーケティング部で活躍する大津絵理さんに話を聞いた。
※本記事は月刊『宣伝会議』2月号の転載記事です。

写真 人物 プロフィール ニチレイフーズ マーケティング部 マーケティンググループ 大津絵理さん

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大津絵理さん

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若年層マーケティング

将来のメイン購買層となるα世代、Z世代に向けたコミュニケーションを強化していきたいと考えています。2023年に公式Instagramで若年層に向けた施策を開始したばかりなのですが、価値観が多様化する中で、ターゲットに理解してもらうコンテンツづくりに課題も感じています。彼らが新しい商品の選び方、買い方をする中で、企業からの一方的なメッセージや情報をおしつけず、商品のある暮らしにフォーカスするなど、「共感」してもらえるコミュニケーションが大切だと感じています。

モノ提案ではなくコト提案 消費者を意識した営業時代

コロナ禍で個食や冷凍食品の需要が拡大し、「パーソナルユース商品」など新たなターゲット獲得に力を入れるニチレイフーズ。そんな同社で活躍する若手マーケターが入社6年目の大津絵理さんだ。

「食品という身近な商材を通して、人を笑顔にする仕事がしたい」と考え、2018年に同社に入社。研修期間を経て首都圏家庭用グループに配属され、スーパーマーケットやドラッグストアなど主要な小売店に向けた家庭用冷凍食品の営業に従事していた。

「心掛けていたことは、小売店の先にいる消費者を意識した提案をすること。店頭でいかに購入後の利用シーンを想起してもらえるかをよく考えていました」(大津さん)。

モノ提案ではなく、コト提案を重視し、業務用と比較し家庭用食品では少なかったアレンジレシピの提案や自作のPOPの制作などに取り組んだという。その他にも、冷凍食品を普及するイベントや他社とのコラボ企画などを経験し、ブランディングやマーケティングに対する興味を抱いていった。

若年層向けの施策を強化 冷凍食品を通じた楽しさを提供

2022年4月にマーケティング部に異動し、家庭用商品の営業支援や若年層向けの施策、さらには企業ブランディングなどの広報活動まで幅広い業務をこなしている。「商品、ブランドごとの担当ではなく、家庭用商品全般で施策に携わっています。経験が浅い中で様々な業務に携わることができているので、このチャンスを生かし成長していきたいです」と大津さん。

中でも力を入れているのが、若年層向けの施策だ。冷凍食品の購買層は40~50代主婦が中心となっている。将来の顧客層獲得に向けて「まずは、ニチレイフーズを知ってもらうきっかけが大切だと考えています」(大津さん)。

同社は、全国高等学校ダンス部選手権(通称DCC)のメインスポンサーを務めている。「ダンスを頑張る学生たちと、ものづくりにこだわるニチレイフーズの想いが一致し、ロングセラー商品『本格炒め炒飯』で4年連続の冠協賛をしています。2023年度は、コロナ禍後初の制限のない大会となり、スポンサーとして名前を出すだけではなく、参加者にとって記憶に残るようなイベントにしたいと考えました」(大津さん)。

……この続きは月刊『宣伝会議』2月号で読むことができます。

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『宣伝会議』2月号(12月28日発売)

書影 宣伝会議2024年2月号
  • 特集
  • 2024年、マーケターの思考を
  • アップデートする15の論点
  • —法令、社会の動き、生活者トレンドから読み解く
  • 【12のマーケティング用語アップデートポイント】
  • ・マーケティングテクノロジー
  • 完全性、正確性…自社データの“質”がより重視されるように
  • データ資産への投資が企業の最優先課題になる
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  • ・アドベリフィケーション
  • 生成AIの浸透でMFA(made for ads)が大きな課題に
  • より精度の高い広告主側の対策が必要とされる
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  • 小久江士郎
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  • AIによる広告制作の変革が本格化
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  • 岡本青史
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  • 生成AIが浸透する時代だから必要な「人間中心」の倫理観
  • Wicked Problemの解決にどうデザイン思考を生かせるか?
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  • “リサーチ”ビジネスは適切なマネジメントの推進
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  • クリエイティブディレクターの起用が活発になる
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  • 社員をリソースではなく、ソース(源泉)として捉える
  • 一人ひとりの伸びしろを引き上げるパーパスブランディング
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