電通の消費者研究プロジェクトチーム「DENTSU DESIRE DESIGN」は7月2日、消費者の消費に対する欲望の増減を予測する「欲望未来指数」の最新版を発表した。
「欲望未来指数」は「心が動く消費調査」をもとに、物価や景気、経済状況といった外的要因ではなく、「欲しい・したい」という消費者の気持ちの増減を可視化するもの。現代の消費者が持つ43種の「根源的欲求」と105種の「価値観基盤」、また「これから欲しいもの・したいこと」といった消費につながる具体的な意欲をもとに、算出されている。
本調査は2021年5月から調査を開始しており、今回は2026年5月13日から16日にかけて、15~74歳の3000人を対象に調査した。
今回の調査で得られた最新版の「欲望未来指数」は234.0。前回比では16.0ポイント減、前年同月比では19.9ポイント減という結果となり、直近3回の結果と比較して減少傾向を示した。
2026年5月調査における「欲望未来指数」と「11の欲望」
同調査では、「心が動く消費調査」から得られたデータをもとに、人間の消費行動を駆り立てる感情を「11の欲望」として分類して可視化。
この「11の欲望」を項目別にみると、自由&安楽の欲望である「無理のない自由への欲望」や健康&平穏の欲望である「心身平常運転の欲望」がともに前回比40ポイント以上と著しく減少した。反対に、探求&創造の欲望である「腕を磨いたから、腕試し欲望」については前回比18ポイント増、承認&優越の欲望である「他人という鏡に映した欲望」は前回比5ポイント増える結果に。特にスキルアップや自己投資に対する欲望である「腕を磨いたから、腕試し欲望」は、前回までは減少傾向が続いていたが、今回で上昇に転じた。
同チームは、「暮らしや日常を守るための基盤づくりではなく、探求や承認といった暮らしを彩るもの・コトにお金を使いたいという消費者の気持ちがうかがえる」と推察している。



