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復興果たした姿で勇気づけ――アシックス、神戸マラソンへ協賛

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アシックスが2011年、世界で展開する広告のビジュアル。米広告会社Vitroが制作した

アシックス(本社=神戸市)は30日、11月20日に開催される「第1回 神戸マラソン」(主催=兵庫県、神戸市)の公式スポンサーとなることを発表した。ほかに同大会には医療機器メーカーのシスメックス、みなと銀行、神戸新交通など神戸に拠点を置く企業のほか、近畿日本ツーリストが協賛している。共催は神戸新聞社、朝日新聞社。フルマラソン、クォーターマラソン(約10.6キロメートルの部)合わせて、約2万人の参加を見込む。テレビ放映は地元のサンテレビジョンが行う。

アシックスは、ランニングを主軸に置いた広告(写真)を1月から世界で展開したり、これまで東京マラソンやニューヨークマラソン、パリマラソンなど国内外の大会を協賛したりなど、ランニングでのブランディングに努めてきた経緯がある。

同日会見を開いた井戸敏三・兵庫県知事は「1995年の阪神淡路大震災から復興した神戸を見てもらいたい、というのが大会の基本構想にあった。この度の東日本大震災を受け、私たちが復興を叶えたのと同様に、再生していただきたいというアピールや応援にもつながる。共に復興を進めていきたい」とあいさつ。被災地支援の義援金口座として「神戸マラソンフレンドシップバンク」を設け、チャリティー事業を行う計画も明らかにした。アシックスも協賛社として、同事業に協力する予定。

大会では、エントリー料金のうち1%を義援金に充てる。また、500円のゼッケンを販売、また会場周辺の飲料自動販売機の購入金額の一部を同バンクへ寄付する。自動販売機の台数やメーカー、設置者などの調整は今後進めていく予定。