博報堂DYグループの横断組織「博報堂DYグループ・ソーシャルメディア・マーケティングセンター」とメンバーズは9月、広告出稿上位300社のソーシャルメディア活用実態に関する調査・分析結果を発表した。
調査は今年4月20日~5月10日、広告出稿上位300社(※注1)が保有するフェイスブック、ツイッター、Google+、LINE公式アカウントを対象に実施したもの。
これによると、フェイスブックを自社のマーケティング活動に活用している企業数は300社中245社、ツイッターは205社、LINEは20社、Google+は67社。また1企業あたりの公式アカウント数は、フェイスブックで平均3.9、ツイッターは平均6.7、LINEは1.3、Google+は1.6だった。
ファン数が5万人以上のフェイスブックアカウント数は103。業界別に1アカウントあたりの平均ファン数とエンゲージメント率(※注2)を見ると、それぞれ交通・運輸業界、官公庁がトップだった。
さらに、昨年6~7月に広告出稿上位100社(※注3)を対象に実施した調査結果との比較分析も実施。フェイスブックを活用する企業数は昨年60社に対して88社、ツイッターは昨年51社から79社といずれも増加し、1企業あたりの公式アカウント数も、フェイスブックは昨年3.3に対し4.6、ツイッターは昨年5.7に対し6.9と増えた。
また、ファン数5万人以上のフェイスブックアカウント数は昨年の20に対して103と大幅に増加。うち5万人以上10万人未満は47、10万人以上が56という結果となった。
企業におけるSNS活用は、昨年と比較してより活発化していることが明らかとなった。
※注1
2012年1~12月における企業の広告(テレビ、ラジオ、新聞、雑誌、交通広告、インターネット)出稿金額を推計し、上位300社を抽出。
※注2
ファン1人あたりの、投稿記事に対する反応率。フェイスブックでは、投稿に対する「いいね!」数、コメント数、シェア数を足し上げた数をファン数で割ったもの。調査時点から直近25件の投稿の平均値を算出した。
※注3
昨年調査では、対象を広告出稿上位100社(2011年4月~2012年3月における推計出稿金額から抽出)とした。今回の調査における上位100社(2012年1~12月における推計出稿金額から抽出)とは必ずしも一致しない。
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