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小室哲哉が100個のマウスで楽曲制作 違法ダウンロード防止啓発で

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いいクリックが、いい音楽を生む–。日本レコード協会など7団体で構成する「STOP! 違法ダウンロード広報委員会」は1日、音楽プロデューサーの小室哲哉氏と、アーティストのSHIGEO氏(元スケボーキング)が、約100台のマウスを楽器にしてライブ・パフォーマンスを行う動画をYouTube上で公開した。曲は、小室氏が書き下ろした新曲。

原利彦、神谷準一両氏(いずれも博報堂ケトル)による企画。音楽コンテンツの違法ダウンロードの増加に歯止めをかけるため、2013年7月ごろの「STOP!
違法ダウンロード広報委員会」主催の競合プレゼンテーションを経て、今回のプロジェクトが決定した。「違法ダウンロードは制作者に利益が還元されない、いわば“悪いクリック”。きちんと販売サイトを経由した“いいクリック”こそ、次のいい音楽を生む…この発想が、プロジェクトの原点となりました」(原氏)。

映像制作は、企画趣旨に賛同したエイベックス・エンタテインメントが手がけ、そこから小室氏の参加につながった。SHIGEO氏も小室氏の呼びかけに応えたという。演出は、安室奈美恵や宇多田ヒカルなどのミュージックビデオを手がけた、武藤眞志氏。約100個のマウスを利用した楽器制作はハウンテッド(東京・八王子)が担当した。

日本レコード協会の調べによると、2013年9月時点で違法にダウンロードされた音楽ファイルや動画ファイルの年間推計数は、29.3億ファイル。毎秒約100件の違法ダウンロードが行われている計算になる。