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バズフィード日本版、今冬開設へ 広告はヤフーが独占販売

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米ニュースサイト大手バズフィードとヤフーは18日、「BuzzFeed(バズフィード)日本版」を今冬にもオープンすると発表した。12日付でバズフィードが過半を出資する合弁会社を立ち上げた。広告はヤフーが独占販売する。日本版の独自コンテンツも用意し、一般記事は「Yahoo!ニュース」にも配信する。

米調査会社クアントキャストの推計では、「BuzzFeed(バズフィード)」へのアクセスは、モバイル端末利用者が1億5400万人に上り、全体の77%を占める。記事がソーシャルメディア上で共有されやすいのが特徴で、読者の半数が18~34歳と若い
(写真提供:Shutterstock.com)

合弁会社「バズフィード・ジャパン」(港区)の最高経営責任者(CEO)は未定。当面の間は、バズフィード社長(プレジデント)のグレッグ・コールマン氏が、新会社の代表取締役として舵を取る。同氏は米ヤフー出身で、米ハフィントンポストや仏クリテオの会長を歴任した人物。また、ヤフーの広告事業でプロダクト責任者を務める高田徹氏も代表取締役に就く。ヤフーとの兼務。

「BuzzFeed」の収益の主力は「カスタムコンテンツ」(ネイティブ広告)で、2014年は435社が出稿した。同年のネイティブ広告の累計閲覧回数(ページビュー数)は2億7000万回超。全体の読者数は、月間で2億人に上る。

日本版でネイティブ広告を配信するかは検討中。具体的な広告モデルは、「日本で受け入れられる適切な方法を探る」(バズフィード広報担当)とした。広告部門の担当者や、広告制作部署についても、「編集長が就任次第、編集方針に合わせて決める」(同)。編集長は、バズフィードのスコット・ラム国際担当副社長が適任者を選定中という。

バズフィードは06年、ニュースサイト「ハフィントンポスト」の共同創業者ジョナ・ペレッティらが創設した。拠点はニューヨーク市。15年2月までの資金調達総額は、9650万ドル(117億9700万円)を超える。日本は、シドニー、ベルリン、ムンバイ、サンパウロに次いで、バズフィード5番めの拠点となる。


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