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鐘ヶ江達夫氏(とうこう・あい会長)死去――広告業の近代化に貢献

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広告会社「とうこう・あい」(東京・中央)の鐘ヶ江達夫(かねがえ・たつお)取締役会長が10日、肺炎のため死去した。94歳だった。葬儀は近親者で済ませた。喪主は長男で同社社長の輝久(てるひさ)氏。お別れの会を3月25日11時半から、東京都千代田区の帝国ホテルで開く。

鐘ヶ江氏は、西日本新聞社、テレビ西日本を経て、1966年東弘通信社(当時)の社長に。前任の社長と専務が全日空羽田沖事故に巻き込まれたため、急きょ就任したもので、その後同社の再建に当たり、成長軌道に乗せた。94年から会長。

社外では、全日本広告連盟・東京広告協会の常任監事、日本広告業協会の理事などを歴任し、広告業の近代化に貢献した。日本広告業協会第24回吉田秀雄記念賞、日本宣伝賞第22回吉田賞などを受賞している。