コラム

WEB MARKETER’S view

鈴木健の「いま、自社メディアをどう活用するか」(第1回)

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WEBメディアの本質を問う

鈴木 健(ニューバランス ジャパン マーケティング部長)

皆さんにとってWEBはもう当たり前のツールかもしれないが、僕にとっては昔から厄介な存在。確かにWEB=デジタルメディアは変化が激しくて面白いが、それがもたらす世界というのは実は意外と難しいと感じていたからだ。僕がブランド側でマーケティングを始めたときの最初の困難はホームページの更新で、とにかく量が多くて大変な一方で努力があまり報われていない気がした。そんな細かいところまで消費者が気にしているとは思えなかったからだ。WEBのマーケティングに関わっている人の多くが管理部門の出身で、その視点から考えればWEBのそのようなアーカイブな機能は当然重要だ。しかし広告会社出身の僕は、それよりも従来のメディアやプロモーション的な視点でWEBを見るべきだとその当時は思っていた。しかしそれは正しかったのか?

非常に当たり前の話だが、今のようなソーシャルメディアの時代になってデジタルのメディアが普及し進化した世の中でも、「WEBって何?」あるいは「デジタルメディアって何?」と問うことは重要な気がしている。それは言い方を変えると「あなたのマーケティングにとってそのツールやメディアは何ですか?」という本質的な問いだ。これからみなさんにお伝えしていきたい話は、この問いについての答えとなる僕の仕事についてだ。僕はもともとWEB出身のマーケターではない。だからこそ、いまの時代の自社メディアWEBの意味について考えたいと思う。(「宣伝会議」2011年3月1日号から)

※毎月1回掲載(全4回)、次回は2011年4月19日掲載予定

(すずき・たけし)
ニューバランスジャパンのマーケティング部長。国内外の広告代理店の経歴を経て、ナイキジャパンでブランドマーケターに転身、現在は現職でデジタルを含め広告宣伝PRを統括。

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