企業や団体が生活者に提供する情報コミュニケーションの問題点を、生活者視点で発見し、「見やすく、わかりやすく、伝わりやすく」改善する活動を行っている一般社団法人ユニバーサル コミュニケーション デザイン協会(UCDA/理事長:福田 泰弘)は、このたび、「生活者の観察」「コミュニケーションの分析」などのノウハウを応用し、生活者が自ら制作する物語(動画)を用いて潜在的心理分析を行う「ディープ・インサイト・マイニング・システム(DIMS)」を開発、サービスを開始しました。
ディープ・インサイト・マイニング・システム(DIMS)とは
最近では、生活者を観察・分析する手法としてエスノグラフィが用いられますが、調査員が同行することや、ビデオ撮影をすることで、生活者が普段のままの生活を再現せず、不自然な行動をとるなどの弱点があげられています。
そこでUCDAでは、生活者が調査員を意識することなく、創作する物語に深層心理や願望が投影される原理を応用し、完成した物語を「S・C・A・D・E」で分析する生活者心理分析サービス「DIMS」を開発しました。動画制作には、東北大学電気通信研究所の青木輝勝准教授のチームが開発した、誰でも手軽に動画を作成できるソフトウェアDMDを使用し、物語の分析は、クリエイティブリンク社とUCDAが共同で行います。
分析サービスの特徴は、①商品・サービスに対する生活者の潜在的欲求を抽出することができる。②バーチャルエスノグラフィとして、感性・行動・心理を同時に短期間で分析できる。③動画でアウトプットが得られるため、文字の報告書よりも直感的な理解ができることです。
UCDAは、「DIMS」により生活者の潜在的欲求にフォーカスし、創造的で、革新的な商品やサービスの開発、マーケティング分野におけるコミュニケーション活動を支援します。
一般社団法人ユニバーサル コミュニケーション デザイン協会
2007年任意団体として設立(2009年11月に一般社団法人化)。視覚情報伝達の領域に、人間中心設計の考え方を導入。生活者の生命・財産に関わる「金融コミュニケーション」の分野を中心に、帳票やコミュニケーションメディアの研究と評価・改善を行っています。産業・学術・生活者の第三者による研究および評価・改善活動で情報の伝達効率を向上させ、発信者である企業・団体と、受信者である生活者、双方の利益に資することをめざしています。
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