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田井中邦彦氏(元電通専務)死去 関西発のヒットCM手がける

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田井中邦彦氏

元電通専務でCMプランナー、クリエーティブディレクターとして活躍した田井中邦彦(たいなか・くにひこ)氏が11日未明、死去した。66歳だった。告別式は13日午後1時から京都市東山区五条橋東3の390の公益社中央ブライトホール。喪主は妻、三千惠さん。

田井中氏は京都府出身。大阪大法卒後、1968年電通入社。2001年関西支社クリエーティブ局長。クリエーティブ・プランニング・センター長、取締役、常務取締役、取締役専務執行役員関西支社長を経て2010年6月退任。

堀井博次氏、石井達矢氏らとともに多くの関西企業の広告を手がけ、ユニークなテレビCMを数多く世に送り出した。朝日新聞のテレビCM「くわしくは…」でカンヌ国際広告祭銀賞(1988年)、ダスキン「きんさん ぎんさん」で同賞銀賞(1992年)、クリエーター・オブ・ザ・イヤー(1994年)、ACC最優秀賞(大日本除虫菊「コックローチ」、1995年)、ACC郵政大臣賞(公共広告機構「震災支援/井戸水」、1995年)など。