地球サミット×ソーシャルメディアThe Future We Want(1)

谷崎テトラ 地球サミット2012 Japan副代表/放送作家
鈴木 曜 グレートワークス シニアストラテジックプランナー

「地球サミット×ソーシャルメディア」

2012年1月27日にデジタルガレージ(東京都渋谷区)で行われたプロモーション・イベント「地球サミット×ソーシャルメディア」。主催した「地球サミッ ト2012Japan」は、一般社団法人環境パートナーシップ会議が、地球環境基金の助成を受けて運営するプロジェクトで、メンバーは省庁や自治体の職員、会社員、NGO職員、社会起業家、作家、研究者、学生などのボランティアによって構成される。


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会場にはIT起業家など120人以上が集まり、市民の環境問題への関わり方やメディアを活用したネットワーキングの方法などについて意見が交わされた。

1992年にリオデジャネイロで初めて地球サミットが開催されてから20年を迎える今年、6月には、再びブラジルで地球サミット2012(リオ+20)が開催される。過去2回開催された地球サミットでは、各国政府の代表や国際NGOらが集まって議論するかたちで、市民は蚊帳の外だった。

しかし、今度の地球サミットは違う。世界中に広がったソーシャルメディアを活用し、市民主導の地球サミットを目指す新しいムーブメントが始まっている。

1月27日、夜9時を過ぎたデジタルガレージ(東京都渋谷区)のオフィスに集まった120人を超える人たちは、時間の経つのも忘れて地球環境問題について熱心に意見を交わしていた。

この熱気あふれるイベント「地球サミット×ソーシャルメディア」は6月にブラジル・リオデジャネイロで開催される地球サミット2012に向けた活動の1つだ。

「ソーシャルメディアを使って新たなうねりを起こそう」と呼びかけたのは、地球サミット2012Japanのメンバー。省庁や企業、大学などさまざまな分野から多彩な顔ぶれが集まって「リオ+20と市民をつなぐ拠点」になることを目指し、約2年前に結成された。

メンバーは、各国政府やNGOの担当者がニューヨークの国連本部で定期的に行っている準備会合(インターセッショナル会議)にも参加して、日本からの政策提言を届けるネットワークを築いてきた。

イベントでは、代表を務める佐藤正弘さん(京都大学経済研究所准教授)や副代表で現地対応タスクフォース・リーダーの熊沢直美さんが講演、地球サミット2012やJapanの活動を紹介した。続いて映像作家の中野裕之さんや放送作家で地球サミット2012 Japan副代表の谷崎テトラさん、俳優で自然環境の再生を目的にした事業を展開する「リバース・プロジェクト」代表の伊勢谷友介さんがトークセッションを行った。プログラム後の懇親会でも、地球サミットをテーマに、会場に集まったIT起業家ら120人余が、市民の環境問題への関わり方やネットワーキングの方法などについて意見を交わした。

市民の声を集め地球サミットに届けるソーシャルサイトがスタート

同イベントがテーマに掲げる通り、地球サミット2012ではソーシャルメディア、ソーシャルサイトが重要な役割を担う。2月1日には、ツイッターやフェイスブックと連動したソーシャルサイト「The Future We Want – Japan VOICES」がスタートし、すでに交流が始まっている。

このJapan VOICESでは、世界が直面するグローバルな課題に対するソリューションを1人ひとりの市民が考え、「提言」として公開、「賛成」「反対」の票を集める。ここで集まった提言は実際にリオ+20の国際会議の場に届けられる。

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ソーシャルサイト「The Future We Want-Japan VOICES」をプロデュースした鈴木曜さん。北欧のクリエイティブエージェンシー「Great Works」で、ストラテジックプランニングからクリエイティブディレクションまで行う注目のクリエーターだ。

ソーシャルサイトをプロデュースした鈴木曜さん(外資系広告会社「グレートワークス」のクリエーター)は、「これまではNGOやNPOが市民の意見や提言を集めても、そこからの発展が弱かった。今回は集まった1人ひとりの声を集約してリオに届けるための仕組みが用意されています。1人でも多くの人がアクセスして声を届けてほしい」と、サイト設計の狙いを語った。

また、サイト全体を、明るくポップなデザインにした理由について、「老若男女問わず誰もが気負いなく、これからの地球について語れる場にしたかった。The Future We Wantは、未来をどうするかということを話し合う場なので、これまで環境問題に消極的だったり、考えていても発言できなかったりした若い世代が積極的に議論に参加してほしい」という。

(続きは3/9に掲載予定です。)

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