ビーコンコミュニケーションズは3日、クリエイティブ部門のトップに当たるエグゼクティブ・クリエイティブ・ディレクター(ECD)に三寺雅人氏を起用したと発表した。4月1日付。同社で初の生え抜きのECDとなる。クリエイティブディレクターとして新規案件の獲得や社内の活性化に貢献した実績や積極性が評価され、36歳の若さで経営陣に抜擢された。
三寺氏は国内の広告会社でCMプランナーを経て2003年にビーコンに入社。これまで日本マクドナルド、明治製菓(当時)、家庭教師のトライ、アシックス(オニツカタイガー)、ジャパネットたかたなどを担当したほか、シマンテックやレノボなどの新規クライアント獲得に貢献した。財政破たんした北海道夕張市を再生する「夕張夫妻プロジェクト」で2009年カンヌ国際広告祭グランプリ(プロモーション部門)とPR部門金賞を受賞。アドタイでコラム「ガイシの夜明け」連載中。
三寺氏は「今まで通りクリエイターとしてクライアントを開拓・拡大していきますし、圧倒的なクオリティを追究していきます」とコメントした。
ビーコンはレオ・バーネット・ワールドワイドの日本法人と電通が資本参加して2001年に設立された。同社のECDは2人体制で、これまでレオ・バーネット、電通の出身者がそれぞれ就いていた。三寺氏は電通に帰任した安田雅彦氏の後任で、レオ・バーネット出身のジョン・キング氏とともにECDを務める。
ECD就任について述べた三寺氏のコラムはこちら
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