東芝はアパレルの三陽商会と共同で、顧客の相互送客を目的としたWebコンテンツを制作、現在、両社の公式サイトを中心に展開している。
「WE ARE HOT USERS!」と題した同コンテンツでは、東芝のノートPC「dynabook(ダイナブック)」と三陽商会のアパレルブランド「LOVELESS」がタイアップ。「LOVELESS」の店頭スタッフ・プレスといった“おしゃれパーソン”たちの仕事・プライベートにおける「ダイナブック」活用シーン――外出先での高速ネット利用、休憩時間の音楽鑑賞、Skype(スカイプ)を活用した打ち合わせなど――を紹介することを通して、同製品の機能を最大限に活かしたさまざまな使用方法を提案したい考えだ。
「普段、東芝のサイトにアクセスして商品情報を閲覧しているのは、すでにデジタル商品に興味を持っているユーザー。今回のコンテンツは、新製品のスタイリッシュなデザインや、利便性の高い搭載機能を訴求ポイントに、よりファッション感度の高い層に向けてアプローチすることを目的としている。PCは、メールやネットの使用が中心、という人もまだまだ多い。ターゲットにとって等身大ながら、多彩な活用シーンを描くことで、『最近の製品では、こんなことができるんだ』と知り、『私も使ってみたい』と思ってもらえたら」(東芝 担当者)。
製品への興味・関心を喚起し、認知度・理解度を向上することで、購入ハードルを下げ、今後、新規顧客として獲得していきたい考えだ。
同様に、液晶テレビ「REGZA(レグザ)」と三陽商会の「TO BE CHIC」がタイアップしたコンテンツも展開している。こちらでは“おしゃれ夫婦”の日常生活を舞台に、「レグザ」とタブレット端末「レグザタブレット」の活用法を提案する。「レグザについては、特に“家庭の財布を握る”主婦の方への訴求を意識している。このコンテンツを通じて最新のデジタル機器のメリット感じてもらい、財布の紐をゆるめてもらう説得材料にしたい」(同)。
各コンテンツには、三陽商会のショッピングサイトへのリンクが貼られており、三陽商会としても新たな顧客接点を創出し、トラフィックを獲得することにつながっている。
また、これらのWebコンテンツとクリエイティブ連動したムービーを、全国の量販店店頭で展示販売されているPC・タブレット端末のデモムービーとして放映している。「たとえばPCの場合、数年前の自社調査によると、購入時に比較検討する銘柄は2つ程度で、この中に入ることが重要。今回の施策は、購入検討銘柄に上がることを主な目的としているが、店頭デモとしてもコンテンツを展開することで、より実販売に近い部分までカバーできると考えた。マス広告としてではなく、店頭でご覧いただくことで、購入検討段階のお客さまに効果的にアプローチしたい」(同)。
新着CM
-
AD
宣伝会議
【広報部対象】旭化成のグローバル社内イベント成功事例を紹介
-
マーケティング
充電で乗り換え喚起 アウディ ジャパン、電気自動車向け拠点の日本1号店
-
クリエイティブ
品が良すぎる漫才(有元沙矢香)コピー年鑑2023より
-
広報
SNSの声を広報としての判断軸に活かす(広報担当者の情報インプット術/ヘラルボニ...
-
AD
広報
生活者の目線で考え、ブランドやコンテンツを幅広く届ける
-
広報
モビリティサービス協会設立、業界の垣根を越えルール作りや提言
-
販売促進
「脳トレ」でドライバーの健康増進、損害保険ジャパン 「運転脳トレ」のNeUと提携
-
クリエイティブ
デコンストラクションで浮かびあがった9つの視点(木村健太郎)~『世界を変えたクリ...
-
AD
特集
広報業務が変わる!PRのデジタルトランスフォーメーション