“広告マンも絶対行くべき!”なのかどうかを、 確かめに来ました。 SXSWインタラクティブ2013の生レポート。(3/3)

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SXSW(サウスバイ・サウスウエスト)の概要は前回お伝えしたわけですが、正直に言うと、極端に“全体像がつかみづらい”イベントです。数百もあるセッションが、プログラミングからスタートアップ、はたまた広告代理店の未来まで、と幅広いだけではありません。
Tradeshowという展示セクションがあり、日本からも10社近くが展示をしていました。また、Interactive Acceleratorと呼ばれる分野では、アプリ開発だったり新しいソーシャルメディアだったりデジタル・ツールだったり、さまざまな商材を48社がプレゼンをし審査員がジャッジ。優勝者には賞金も与えられます。
かと思うと、Mentors Sessionというのがあって、これは、複数の経験豊富なメンターにジュニアな人たちが1人7分ずつ、自分のキャリアやスキルについて1対1で相談できる、というもの。さらに、Meet Upというプログラムもたくさん用意されていて、これは、例えばSEO Meet UpとかStart Up & Investor Meet Upとか、ある分野に興味のある人が1室に集まって、名刺交換して語り合う、というもの。 
そして、SXSWは書籍も大事にしており、Book Readingという、著者が本の内容を自らプレゼンするセッションや、Book Signingという、会場内で本を買って著者にサインしてもらう、というプログラムも盛んに行われています。
この生レポートは、注目のSXSWインタラクティブに、“広告マン”も本当に行く価値があるのか、いや、そうでも無いのか。他の国際広告賞やカンファレンスに比べて、極端に情報の少ないSXSWに乗り込んで、この目で確かめるということで、3回にわたってお送りしています。

最終回の今回お伝えしたいのは、刺激を受けに行くだけではなくて、出来れば、「自分もプレーヤーとして、主体的に参加しよう!」ということです。セッションのスピーカーを務めようと大望を抱くもよし、自ら手がけた商材をTradeshowで展示したり、Interactive Acceleratorで売り込んだり、あるいはTwitterやHuluも過去に受賞しているInteractive Awardsに応募してみては、いかがでしょうか。

日本からのチャレンジャーは、実はすでに少なくありません。

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真鍋さん&菅野さんのセッション

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クリプトン・フューチャー伊藤さん達のセッション通常、最後の15分~20分くらいが質問に充てられる。

セッションで言えば、メディアアーティストの真鍋大度さんと電通の菅野薫さんが、オープンソースを活用したクリエイティブについて語り、初音ミクで有名なクリプトン・フューチャーの伊藤博之氏もアメリカの学者と一緒にヒトコマを持っていました。

Tradeshowという展示スペースでは、セカイカメラで有名な井口尊仁氏率いるテレパシー社や、電通の社内プロジェクト、そして、渋谷にFabCafeを展開するFactory.orgなど、10社ほどの展示がにぎわいを見せていた。

さらに、Contre Jour というオンライン・ゲーム初のマルチタッチ・ゲームがグランプリを受賞したInteractive Awardsでも、日本からの応募作がファイナリストを受賞しました!nuuoの千房けん輔氏 / 林智彦氏によるnubot。小さなロボットにスマートフォンをはめ込みスカイプを活用することで、遠く離れた友人や家族が、まるでそこにいるように楽しめる、というサービスです。おめでとうございます!

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スマートフォンやPCへの充電も兼ねて、地ベタに座り込む参加者たち。

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ファイナリスト受賞の林さんと千房さん

そして、少し英語を勉強して、Meet UpやMentors Sessionに参加するのであれば、度胸さえあれば、何の準備も必要なく参加できます。Mentors Sessionで1対1で、アメリカで活躍する人に、日本での自分の悩みをぶつけて、意見を聞いてみるのも面白いと思いますよ。

この原稿を書いているのが、3月13日夕方。SXSWインタラクティブは、全てのプログラムを昨日12日に終えています。

6日間をここオースティンで過ごしてみて、結局言えるのは、やはり一度は“広告マンも全体行くべき!”だということ。

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Tradeshow日本からの展示の情報には、大きな日の丸が。

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イギリスやドイツなど各国も、それぞれ工夫を。

ここには、実は、広告そのものについての議論は、ほとんどありません。だがしかし、「広告は無いが、広告が活用すべき重要な3つのもの、音楽と映像とインタラクティブが、すべて揃って」います。それが、SXSW!

【広告マンがSXSWに行くべき理由:その3】
 売り込みに。チャンスを見つけに。自らを表現しに。

佐藤達郎
多摩美術大学教授(広告論 / マーケティング論 / メディア論)、コミュニケーション・ラボ代表。2004年カンヌ国際広告祭フィルム部門日本代表審査員。浦和高校→一橋大学→ADK→(青学MBA)→博報堂DYMP→2011年4月 より現職。受賞歴は、カンヌ国際広告祭、アドフェスト、東京インタラクティブアドアワード、ACC賞など。審査員としても、多数に参加。著書に、『NOをYESにする力!』(実業之日本社)、『アイデアの選び方』(阪急コミュニケーションズ)、『自分を広告する技術』(講談社+α新書)、『教えて!カンヌ国際広告祭』(アスキー新書)がある。


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