2015年春卒業予定の大学3年生向け採用活動が12月1日に始まり、企業各社の取り組みに注目が集まっている。
総合商社大手の住友商事は9日、会社案内を書店で発売する。朝日新聞出版の週刊誌『AERA』の特別編集ムックで、大学生だけでなく、その保護者へのアピールも狙う。
タイトルに冠した「全力世界」は、2015年度採用の統一コピー。
「就活中の学生に話を聞いたところ『商社の仕事はよくわからない、それぞれの商社の違いはなおさらわからない』という言葉が返ってきました。一方で住友商事は、『Be The Best. Be The One』という、企業として明確なビジョンのもとに動いています。ただ、この想いがそのまま今の学生の心に伝わるかという点では疑問が残ります。そこで住友商事で働いてる方々の話を聞くことにしました。仕事のエピソードをはじめ、様々な話を。そこで感じたのは失敗を怖れない姿勢。不可能に思えることを、ひらりと実現していく行動力。彼らはグローバルという範疇とは次元の異なる世界に生きていました。それが『全力世界』です。全力を尽くし、他にはない新しい価値を創りだす、そんな楽しくも厳しい世界への誘いが、このメッセージになりました」(コピーを担当した、パイロンの鵜久森徹氏)
キャンペーンキャラクターを担うのは格闘家でミュージシャンの須藤元気氏。同氏を「全力世界人」と位置づけ、同氏率いるダンスグループ「WORLD ORDER」による就活生応援ミュージックビデオを12月1日からYouTubeで配信している。
ポスターやWebサイトには、地球を逆立ちで持ち上げる須藤氏のビジュアルを採用。社員らが逆立ちした様子も撮影し、地球を支える「全力世界」を表現した。
「WORLD ORDER”全力世界” Version」
「住友商事は創立100周年を2019年に迎えるにあたり、3つの柱の1つに人材の大切さを掲げている。商社がつくるのはビジネスそのもの。これを生み出すのは人材であるため、一緒に働く仲間を募ることはきわめて重要。今回の2015年度採用コミュニケーションの一環には、志高く、自らの考えで行動し、新たなビジネスをつくり出していく人材を、という思いを込めている」(住友商事 人事部)。
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