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博報堂DYHD、博報堂・大広・読広に次ぐ戦略事業組織を新設

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博報堂DYホールディングスは9日、同社傘下の戦略事業組織として
「kyu(キュー)」を新設したと発表した。

同社は新中期経営計画において、
(1)“生活者データ・ドリブン”マーケティング対応力の強化
(2)アジアを中心とした新興国での体制強化
(3)“専門性”と“先進性”の継続的な取り込み
の3つの成長ドライバーを掲げており、
kyuはこのうち「“専門性”と“先進性”の継続的な取り込み」を
実現することを目的に設置される。
専門的で先進的、かつユニークなマーケティング手法やソリューションを提供する
「専門マーケティングサービス企業」を同社グループに取り込むことをミッションとし、
主に北米・欧州を対象エリアとしたM&Aを継続的に展開していく。

ここで言う「専門性」とは、近年注目が高まるデジタルやデータ利活用といった領域に限らず、
デザインやブランディングなど、幅広い領域を対象としている。

この方針に基づき、kyuが、主にコンサルティング領域に高い専門性を持つ
米国のSYPartners社とRed Peak Group社の2社を完全子会社化したことも同日発表された。
両社はそれぞれ、アメリカン・エキスプレス、IBM、スターバックス、
コカ・コーラ、インテル、マクドナルドといった大手グローバル企業をクライアントに持つ。

kyuは、博報堂DYホールディングス傘下の広告事業会社である博報堂・大広・読売広告社、
および総合メディア事業会社の博報堂DYメディアパートナーズと同列の
独立した組織として位置付けられる。
業務執行責任者(CEO)には、インターブランド社CEOや
DASワールドワイド社長、オムニコムグループ副会長兼アジアパシフィックCEOを歴任し、
現在Red Peak Groupの会長を務めるマイケル・バーキン氏が、今年7月1日付で就任する予定。
これに合わせ、同氏は博報堂DYホールディングス 専務執行役員にも就任する。
その他の人事情報は、7月1日以降、改めて発表する予定としている。

今後は、傘下の専門マーケティングサービス企業を管理・統制しながら、
これらの企業の経営人材育成や能力開発、企業同士の連携・協働による
イノベーション創発を支援・促進し、
最先端ソリューションや新たなビジネスの開発に取り組んでいく。

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