世界の食料問題の解決に取り組むNPO「TABLE FOR TWO International」は、新たな社会貢献プログラム「カロリーオフセット」を立ち上げたと発表した。
同プログラムのスローガンは「SAVE CALORIE, SAVE WORLD~あなたがオフしたカロリーが、誰かのカロリーになる~」。先進国の企業と協働で、健康を意識した低カロリー食品や、身体を動かしてカロリーを消費するサービスの販売などを行う。その売上の一部を開発途上国に寄付し、菜園づくりなどに利用する仕組みだ。
既にローソン、オイシックス、江崎グリコ、永谷園、FiNCが参画を表明。5月15日には第一弾商品として、オイシックスが「ノンオイル 橙とラ・フランスのドレッシング」を発売した。また、ローソンは今秋に全国の店舗でカロリーオフセット対象商品を発売する。永谷園では野菜や生姜を使用した商品から、カロリーオフセット対象商品の策定を進行中だ。FiNCはオンラインダイエット家庭教師サービスを提供しており、その販売売上を計上する。
現在も複数社がカロリーオフセットの導入を検討しており、今後さらに運動は拡大していく予定。また、音楽フェスティバルやパブリックビューイングなど、カロリーオフセットに関連したイベントも推進していくという。
5月22日には、世界経済フォーラム東アジア大会(マニラ)において、本プロジェクトを説明する記者発表会を開催し、同活動への支持を呼びかける安倍総理大臣からのメッセージレターも紹介された。
TABLE FOR TWO Internationalの小暮真久氏はこの新しいプログラムについて「これまで社員食堂を中心の場として活動を行ってきたが、活動に参加できる人数に限界があった。さらに多くの開発途上国の子どもたちに給食を提供するには、普段の生活の中でもっと多くの皆さんに活動に触れていただく仕組みが必要だと考えた。温室効果ガスの排出量を相殺するカーボンオフセットが世界的に受け入れられているように、このカロリーオフセットが世界の食の不均衡を解消していくよう、各国の民間企業と共に邁進していく」とコメントしている。
なお、このプロジェクトには共同設立者として、dofの齋藤太郎氏・畑間晶太氏、電通の戸田宏一郎氏・佐々木康晴氏・津布楽一樹氏、GLIDERの志伯健太郎氏らクリエイターが参画し、企画・実行に関わっている。
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