スダラボ視点のカンヌ観察日記(7)

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前回の記事「スダラボ視点のカンヌ観察日記(6)ーーYouTube時代の映画祭。または、スマホ時代のビッグシアターとは?」はこちら

家宝は寝てまて。または、スダラボ視点とは何か?

6月21日(土)カンヌ最終日、朝

博報堂 i-ディレクション局シニアクリエイティブディレクター
須田和博

昨日(カンヌ時間=金曜日)の夕方、驚きの吉報がサイトで公開された。なんと。

「BRANDED CONTENT & ENTERTAINMENT LIONS」のショートリストと、
「TITANIUM AND INTEGRATED LIONS」の「INTEGRATED SHORTLIST」とに、
我らがスダラボの「ライスコード」が入っている!!!

これは、すごい。いったい、どうしたらいいんだろう。。
そうだ!この際だから、まず記念キャプチャしておこう。

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この2部門は、カンヌに部門数々あれど、最難関といわれている。
(ついでにいうと、エントリー費も高かった。。)

特に「チタニウム&インテグレーテッド」部門は、「憧れ」の高さでも、入ることの難しさでも、審査員団の顔ぶれでも、現在のカンヌ最高峰。「フィルム・ライオン」は別格の扱いだが、それは先輩や伝統への敬意や、ビジネス規模へのケアも運営的には含むだろうから、「思想性と先見性」ではチタニウムがトップだろう。

そして、昨年始まったばかりの「ブランデッド・エンターティンメント」部門は、やはりカンヌが、いまイチオシで「次なる価値」を打ち立てようとしている領域だ。

この2つは、ショートリストに入ってる時点で、他部門のブロンズかシルバーくらいに貴重だ。

家宝は寝てまて。寝るのは得意なスダラボ、いや須田なので、最終日の今日はクロージングまで、ホテルでおとなしく寝ていよう。。

というわけには、いかない。
実は、まだ見てないものがいっぱいある。

ここだけの話、カンヌは見るものがありすぎて、出会う人が多すぎて、道ばたでの立ち話が長すぎて、太陽の日差しがキツすぎて、飲む酒と食べるメシが多すぎて、おしゃべりとサッカー観戦で夜更かししすぎて、日本へのメール対応がありすぎて、、、要するに、見るのが間に合わない。

全然見れてないじゃん、俺。とか。
何やってたんだ、自分。とか。

そんな風に思いながら、あっという間に最終日が来る。というのが、正直なところだ。

カンヌでの1週間は、長いようで短い。濃いんだか、薄いんだか、よくわからない。。
来るたびに、そう感じるのは、怠惰な須田だけだろうか?

それでも、ここに来ないと感じられない「洞察」や、湧かない「意欲」がある。
そういう意味でも、カンヌとは不思議なところだ。この「磁場」も「運営力」のなせるワザだとしたら、それを60年も続けているのは、やはりスゴイことだ。

さて、「正直なところだ」で思い出したが、この連載の通しタイトルになっている「スダラボ視点の」というのが、ここまで書いてきて何だったのか?正直わからない。そう賢明な読者の皆さんは感じていないだろうか?

「スダラボ視点」、、何かを言っているようで、何も言ってない。

それは、どういう視点なのか?
須田の視点と、スダラボの視点は違うのか?
連載タイトルにラボ名を入れて、PRしたかっただけなんじゃないのか?
だいたい、なんで会社の公式のプロジェクトなのに、個人名が入ってるんだ??

など。疑問を提示しだしたら、とまらないくらい「つっこみどころ満載」である。
自分たちの存在自体を「つっこまれクリエイティブ」したのだとしたら、ハイコンテクストすぎる。。

あやふやな存在である「我々」を定義するには、言葉が要る。
あやふやな存在である我々の「視点」=ビジョンを誰にでもわかる言葉で説明するには、枝葉をばっさり切って、何か短い「コピーのようなもの」を書く必要がある。(ヒトは、それを「ステートメント」と呼ぶ。)

それは、いまここでは、書かない。

その「スダラボ視点」というのが、何であるか?は、ここにいたる長い長い連載、滞在中に朝1本づつ書いたにしては、長すぎる本文をすべて読み返していただければ、なんとなく、わかるだろう。

そう「なんとなく」。
それが、「スダラボ」。いまの「スダラボ」。

「定義づけ」は、カンヌでの体験を総括して、帰りのエミレーツ航空機と、格安ゆえのドバイでの長い長いトランジットの間にでも、考えるとします。

最終日の朝につき、ちょっと短いですが「時間ぎれ」です。(短くないか。)
「時間ぎれ」なので、推敲も1回しかせずに、送稿&公開します。

つづきは、、12時間後!
最後の贈賞式で、何がおこるか?神のみぞしる、、、お楽しみに!!
(現時点で、まだ何にも知りません。これも、正直ベース。)

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