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宣伝会議賞 必勝勉強会@名古屋レポート——仲間と一緒に取り組むことも、効果的な方法の一つ

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宣伝会議 中部本部は9月6日、第52回宣伝会議賞の応募者応援企画として、より良いコピーのつくり方を学ぶ勉強会を開催した。

年々応募作品数が増加し、昨年の第51回開催時には48万点を超える作品が集まった「宣伝会議賞」。1次審査通過率は1.44%、ファイナリスト17人に選ばれるのは約0.003%(いずれも第51回)という狭き門となっている。

今回の勉強会は、この難関を突破するための、より良い作品づくりのきっかけにしてもらうことを目的に企画したもの。土曜日午前9時開始という早い時間の開催だったにも関わらず、当日は、同賞への応募が初めての方から10年以上にわたり応募し続けている方まで、宣伝会議賞受賞を目指す40名が参加した。

名古屋が輩出した受賞者が語る“生の声”

2012年の第50回宣伝会議賞で、協賛企業賞を受賞した佐野貴浩さん(左)と村田明音さん(右)

登壇したのは、宣伝会議コピーライター養成講座 名古屋教室の修了生のうち、第50回宣伝会議賞で協賛企業賞を受賞した2名。ダイキン工業の課題で受賞した佐野貴浩さん(16期修了生)と、JSコーポレーションの課題で受賞した村田明音さん(18期修了生)が、同講座の講師を務める中日アド企画 コピーライターの加藤了平さんのモデレートのもと、受賞に至るまでの自身の経験を語った。

加藤氏も、過去15年以上にわたって宣伝会議賞への応募を続けており、これまでに協賛企業賞を5回受賞している。

★佐野さん、村田さんが昨年参加した、「宣伝会議賞チャレンジブログ」はこちら
2人を含む10人の応募者の宣伝会議賞への奮闘ぶりが綴られており、必勝テクニックも満載です。

前半の話題は、宣伝会議賞への取り組み方や、受賞に至るまでのエピソード。①通勤時間のみを使うなど、限られた時間の中で取り組むというルールを決める、②多くの人が手を付けにくい難しそうな課題から取り組む、など計画的・戦略的に取り組み、昨年は600本のコピーを書いたという佐野さんに対し、課題に取り組むために高いホテルを予約する・沖縄旅行へ行くなど、お金をかけて「これで(コピーを)書かなかったら後悔する」という状況を自分でつくり、自分を追い込むという村田さん。

モデレーターの加藤さんは、どちらかと言えば佐野さんタイプで、課題が発表されるとすぐに全課題をスマートフォンへ落とし込み、いつでも・どこでも見られるようにするという。「宣伝会議 課題発表号を開いて考えていると、“いかにも”という必死感が出てしまって、かっこ悪いので」と話し、会場の笑いを誘った。

また、佐野さんは電車に乗っている時にアイデアを探すのに対し、村田さんは非日常的な環境と課題を結び付けてアイデアを考えるという。同じ目標を持って、同じ課題に取り組むのでも、その姿勢や発想法はそれぞれ大きく異なる。まずは、自分に合った取り組み方を見つけることが、良いコピーづくりのカギになりそうだ。

次ページ 「参加者同士、思考プロセスや応募予定のコピーを大公開」に続く


コピーライターの登竜門、『第52回宣伝会議賞』応募受付開始しました