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東急不動産、5年間限定の複合施設「TENOHA DAIKANYAMA」を開業

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「代官山ラヴェリア」と「代官山東急アパートメント」の跡地にオープン。
長年に渡って代官山のシンボルとして人々に憩いの場を提供してきた建物はそのまま生かし、外観はより緑が多く、内観はよりスタイリッシュな空間へと刷新した。外観の植物は「グランツリー武蔵小杉」などのディレクションも手掛けた「ソルソファーム」が担当。
屋外にもベンチやテーブルを多数設置することで、長時間の滞在を狙う。

東急不動産は28日、代官山駅入り口交差点の「代官山ラヴェリア」跡地に、新たな複合施設「TENOHA DAIKANYAMA(テノハ ダイカンヤマ)」をオープンした。

コンセプトは「代官山発の新しいビジネスとライフスタイルを創造する5年間限定施設」。
食品や生活雑貨、家具、ファッションアイテムなどを扱うライフスタイルストア「&STYLE STORE」、レストラン「&STYLE RESTAURANT」、カフェ「BONDOLFI BONCAFFE」、コワーキングスペースとオフィススペースからなるシェアオフィス「TENOHA LAB」で構成される。
敷地の入口付近には、30~45日ごとに展開内容が替わる特設スペースも設置。28日にスタートする企画第1弾は「30名のつくり手が選ぶクリスマスギフト」で、プロダクトデザイナーの山崎宏氏や大村卓氏などのクリエイターがセレクトしたアイテムを展示販売する。

ただ食事を提供したり、ものを販売するだけの場ではなく、人々の交流の場、また新しい働き方・暮らし方の創造・発見の場となっていくことを目指し、様々な取り組みを実験的に行っていくという。

「TENOHA DAIKANYAMA」は、東急不動産ホールディングスグループが中長期経営計画「Value Frontier 2020」において主要プロジェクトと位置付けている広域渋谷圏(渋谷を中心に原宿・青山・代官山・松濤など含む一帯)の都市開発計画の一環として開業するもの。代官山地域一体の「美しい生活環境の創造」に取り組むため、今後も順次拡大開業を予定している。

広域渋谷圏の開発プロジェクトとしては他に、複合施設「渋谷ヒカリエ」を含む渋谷駅周辺の再開発プロジェクト、表参道・原宿エリアで2012年度に開業した商業施設「東急プラザ表参道原宿」、2015年春に開業予定の商業施設「(仮称)神宮前6丁目プロジェクト」、2015年1月末竣工予定のオフィスビル「新青山東急ビル」などが挙げられる。

同社グループでは、2020年度に向けて継続的な開発を進め、同エリアにおけるプレゼンス向上と収益力の向上を目指すとしている。

シェアオフィス「TENOHA LAB」は、クリエイターを中心に会員を募集。会員の作品は「&スタイル ストア」での販売も予定している。また会員は、「ボンドルフィボンカフェ」の一部メニューを特別価格で購入することができる。

施設名称の「TENOHA」は、“手のひら”と“葉”を組み合わせた造語。ものを創りだす手と手が広がり、新しい時代に向けて、代官山から人やもの・サービスが育っていく場所となることを表現している。


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