優れたマーケティング活動を顕彰する「第7回日本マーケティング大賞」(日本マーケティング協会主催)の受賞企業が21日に発表され、「『道の駅』による地方創生マーケティング」(全国「道の駅」連絡会)が大賞に選ばれた。
「道の駅」は1993年の登録開始時に103の施設でスタート。20年以上が経過した現在、全国で1059駅が登録され、年間購買者数は2億1000万人、年間売上高は約2100億円にも達するという。地域活性化に欠かせない社会インフラとなり、観光集客や雇用機会の創造など「地方創生」においても大きな期待が寄せられていることなどが評価された。
奨励賞には、「『LINE Creators Market』によるユーザーとの共創ビジネス」(LINE)、「妖怪ウォッチ~クロスメディアマーケティングの成功~」(妖怪ウォッチ制作委員会代表 レベルファイブ)など4事例が、地域賞には「宝塚歌劇100周年のマーケティング活動」(阪急電鉄創遊事業本部歌劇事業部/関西地区)など3事例がそれぞれ選ばれた。
日本マーケティング大賞は、企業マーケティング活動のプレゼンスを向上させる目的で、09年に創設された。昨年は、ネスレ日本の「ネスカフェ アンバサダーによるオフィス市場の開拓」が大賞に選ばれた。
今回は、2014年1月~12月に実施されたマーケティング活動が対象。表彰式は5月26日に都内で開かれる。各賞の詳細は次の通り。
大賞
「道の駅」による地方創生マーケティング(全国「道の駅」連絡会)
奨励賞
「LINE Creators Market」によるユーザーとの共創ビジネス」(LINE)
次世代4WINビジネスモデル、RBCおきなわ健康長寿プロジェクト「歩くーぽん」(琉球放送)
人類の抱える課題を解決する新素材 ミドリムシの市場創造(ユーグレナ)
妖怪ウォッチ~クロスメディアマーケティングの成功~(妖怪ウォッチ制作委員会代表 レベルファイブ)
地域賞
宝塚歌劇100周年のマーケティング活動(阪急電鉄創遊事業本部歌劇事業部/関西地区)
集客力強化によるテーマパークの再生(ハウステンボス/九州地区)
「山の水族館」を核にした北見市の観光開発(北見市/北海道地区)
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