Dropbox Japan Conversion Marketing Japan Lead 植山周志 氏
コラボレーションツールとしてDropboxを活用
植山:Dropboxは多くの広告会社が活用しています。なかでも電通さんには、いち早く「Dropbox Business」を導入してもらいました。安藤さん自身もヘビーユーザーとして使っているとのことですが、電通さんではどのようなシーンでDropboxを活用していますか。
安藤:当社のお客様には世界展開しているグローバル・カンパニーがとても多くいます。そのため、広告戦略の立案もグローバルで進めており、海外のグループ会社や協力会社と連携しながらプロジェクトを遂行しています。私が所属する部門は、そうした海外との円滑なコミュニケーションを実現させることが役割です。
ただ、一口に広告戦略といっても、国や地域ごとの特性とマッチした企画を立てなくはなりません。たとえば企画書を作るにしても、1~10ページは東京の本社が担当する「日本市場における戦略」で、11~20ページまでの欧州や米国市場に関しては現地の会社が作成といった具合に、チームで仕上げていくことが多いのです。
メールでやり取りしていると、データのバージョンがいくつも増えて、どれが最新版かがわからなくなります。Dropboxであれば、1つのファイルをみんなで作業できるので、その心配はありません。
植山:グローバルでデータを共有するだけでなくコラボレーションツールとしても利用しているのですね。Dropboxの導入前は、どのようにデータの共有を行っていたのですか?
安藤:制作物には動画も多く、1つのデータが数100MBもあり、当然メールでは送れません。週に2〜3回は、ファイルをDVDに焼いて海外向け配送業者に依頼していました。ただ、ファイルが1つだけならいいのですが、さまざまなパターンの映像や画像もあるため数10ファイルになってしまいますし、配送先も広告展開を考えている国すべてが対象で多数。DVDに焼くのにも時間がかかりますし、配送費が毎月数10万円にも達していました。
植山:それは多いですね…。
安藤:しかも、配送にかかる日数も考慮に入れなくてはなりません。何かの手違いで違う国に配送されたり、税関を通すための書類を急遽制作して送ったりと、信じられないようなハプニングも起こりました。配送業者から電話がかかってくるだけで、ドキドキしていました(笑)。
そこで、配送期間に余裕を持たせようと締切りを早く設定すると、今度は制作期間が短くなってしまう…。
植山:時間とコストは、海外展開プロジェクトにおける大きな課題ですね。
安藤:そんな状況があり、海外とのコラボレーションを促進するためのストレージサービスの検討を始めました。さまざまなサービスを実際に試したのですが、ドキュメントは問題なく共有できるものの、映像や動画のような大容量のファイルだと動作に支障が出るものも多くありました。それに、日本国内向けサービスを試しましたが、送付先から日本語が分からないから、どのURLをクリックしたらいいのか分からないというメールが来たことも(笑)
そのようななかで、パソコンの操作に不慣れな人でも、ファイルのアップやダウンロード、共有URLの設定ができ、なおかつ重いデータを最もスピーディーに操作、共有できたのがDropboxでした。
植山:ありがとうございます、Dropboxは20カ国で展開していますからね。
それに、データをスムーズに共有するための技術を持っています。例えば、差分同期で、以前のデータと変えた部分だけを更新するため、全データを差し替えるよりもスムーズに共有できます。また、重いデータでもファイルを数メガごとに分けてアップロードするので、回線が細くインフラが不安定な場所でもエラーが起きません。
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