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ソニーがニュースアプリ市場に参入 すでに600万MAU実現、広告も販売開始

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ソニーが提供するAndroid端末向けニュースアプリ「News Suite(ニューススイート)」。今年1月にRSSリーダー「Socialife(ソーシャライフ)」をリニューアルして、ニュースアプリとして生まれ変わった。同社のスマートフォン端末「Xperia」にプリインストールされているという強みから、すでに70カ国に展開し、インストール総数は約4000万、MAUも約600万人と好調だ。そして、3月には広告の販売もスタート。競争が激化するニュースアプリ市場に新規参入した狙いについて、ソニー UXマーケティング本部の上木建一郎氏、堀太樹氏に聞いた。

経済力があり、プレミアム志向の男性に強いメディア

――「NewsSuite(ニューススイート)」は、どのようなアプリですか?

堀:ソニーのスマートフォン「Xperia」を購入すると最初からインストールされているニュースアプリです。もちろん、Xperia以外のAndroidユーザーもダウンロードして利用できます。最大の特徴は、読みたいニュースを自由にカスタマイズできること。世の中で注目されている一般のニュース記事を読むことができる「ニュースタブ」と、自分で読みたいメディアやカテゴリーをカスタマイズできる「お気に入りタブ」に分かれています。タブで画面を切り替えられる「2 in 1」がコンセプトです。


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現在、グローバルで1000を超えるメディアと提携しており、それらのニュースを読むことができる。「お気に入りタブ」では、メディアのほかに有名タレント名、スポーツチーム、自分が興味のあるキーワードを自由に登録できる。ダウンロードはこちらから。

「Xperia」はグローバル展開しているので、海外のニュースが読めるというのもユーザーにとっての魅力。「The New York Times」や「The Huffington Post」のほか、インドやタイなどのニュースサイトにも対応しています。また、RSSを読み込むことで個人のブログなども「お気に入り」に取り込むことができ、知りたい情報を幅広く入手できます。

上木:現在、アプリのインストール数はグローバルで4000万を超え、MAUも600万人を超えました。さらに、リニューアル1か月でグローバルMAUが100万以上増えるほど成長しています。

——MAUが月に100万以上も増えるというのは順調ですね。広告の販売を3月に始めたと聞きました。「ニューススイート」では、どのようなユーザーにアプローチできるのでしょうか。

ソニー株式会社 UXマーケティング本部 プランニング&サービス2課 統括課長 上木建一郎氏

上木:アプリを使用している人の多くは「Xperiaユーザー」になります。Xperiaユーザーにはソニーファンが多く、商品を買うときも決して値段優先ではなく、こだわり志向の30~40代の男性が多い。一言で「ニューススイート」を表現すると「経済力があり、プレミアム志向の男性に強いメディア」になるでしょうか。

そのため、自動車や金融商品をはじめとしたプレミアムな商品の広告に適しています。実際に、広告の配信テストをしたところ、不動産の広告の成績がすごく良かったですね。そのほかにも、テクノロジーやガジェット、アニメ、ゲームなど男性が好きなコンテンツとの相性もいいです。

ソニー株式会社 UXマーケティング本部 サービス&アプリケーションマーケティング課 プランニングマネージャー 堀太樹氏

堀:国ごとに広告の出し分けもできるので、たとえば、イギリスだけで広告を出稿したいといったニーズにも対応できます。MAUは日本が最も多く、順に米国、英仏独などヨーロッパ全体、ロシア、残りがアジアなどになります。中でも興味深いのがロシアで、広告に対するお国柄なのか、他国と比べてもCTRが倍ぐらいありました。初めて出稿をご希望の方々には、特にXperiaブランドが強い日本やヨーロッパをまずはおすすめしています。

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——日本単体だけの活用に限らず、全世界でのキャンペーンやブランディングに活用できるのは、グローバル展開する広告主にとって魅力的ですね。「ニューススイート」には、具体的にどのような広告メニューがありますか?

上木:現在は4つのメニューを用意しています。

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「ニューススイート」の広告メニュー。広告メニューの販売を、3月から開始。詳細資料ダウンロードはこちら(http://socialife.sony.net/ja_jp/newssuite/)から

まず1つ目が、ニュース記事が並んでいるフィード上に記事と同様のフォーマットの広告が流れる「インフィード広告」です。大手健康食品メーカー様のキャンペーンでは、CTR(クリック率)やCVR(コンバージョンレート)が良かったというフィードバックがあり、今後も継続したいという話をもらいました。

2つ目は、「プッシュ通知+タイアップ記事広告」です。プッシュ通知は、基本的には速報や号外のニュース、クーポンといったお得な情報を配信するときに使いますが、記事広告への誘引にも活用するというのがこのメニューです。広告主のタイアップ記事はわれわれが制作するケースのほか、広告主のオウンドメディア上の記事を通知するというメニューも検討しています。

3つ目は、新しいタブをつくり、そのテーマにスポンサードしてもらうメニューです。これは他のニュースアプリでも採用されている広告メニューですが、たとえば「リクルート」「テクノロジー」といった広告主と関連するテーマにスポンサードしてもらい、そのタブ上に関連したニュースや広告主の情報が配信されるイメージです。

そして最後の4つ目が「コンテンツマーケティングサポート」です。「ニューススイート」の “お気に入りタブ”を使い、各社が展開しているオウンドメディアの記事を配信します。ニュースを配信している各メディアと同様に、ユーザーが企業のオウンドメディアを登録でき、一度登録されると、そのユーザーに広告を流すことができます。オウンドメディアをニューススイート上でフォローしてもらうイメージですね。

次ページ 「「ニューススイート」が抱く今後の展望」へ続く


問い合わせ先
ソニーマーケティング株式会社
住所:〒141-0001 東京都品川区北品川5-11-3
電話番号:050-3809-2063
URL:http://socialife.sony.net/ja_jp/newssuite/
E-mail:smoj-newssuite-ad@jp.sony.com