ヤングロータス優勝は「東京オリンピックをハックする」チーム上海に

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【前回記事】アドフェストヤングロータスで、“ヒザぽん”アイデア続々誕生!

タイ パタヤからヤングロータス審査委員長 木村健太郎さんのレポート、第3回目です。

タイのパタヤで行われたヤングロータスワークショップの速報その3です。

3月19日の昼、メイン会場で、博報堂主催のヤングロータスセミナーが行われました。

90分のセミナーの前半では、クリエイティブジャンプの飛距離を延ばすための5つのメソッドを紹介し、それぞれのメソッド別にワークショプで出題された課題に対して発案されたヤングチームのアイデアプレゼンがビデオで発表されました。

「ヤングロータスワークショップは、中で何が行われているのか今までわからなかった。そこで我々はここで行われていることを撮影し、編集して会場のみんなにシェアすることにしました。僕たちは今回多くのことを学びましたが、ワークショップでの彼らのアイデアの驚くべき視点の広さが一番の収穫でした」とは審査員の細田高広さんのコメント。

そして、スペシャルゲストとして、2007年ヤングロータスの日本人初優勝チームから、TBWA/HAKUHODOの新沢崇幸くんが登壇。

「僕は2007年のヤングロータス参加で人生が変わりました。でも人生を変えたのは優勝したことではなく、ここで会った人でした。自分のアイデアを彼らが見たらどう思うか普段から意識するようになったのです。そして今年は審査員としてアドフェストに来ています」と参加者達に熱いエールを送りました。

続いて実際のムエタイ選手が実演する“ライブブリーフィング”、ショートリストに選ばれた4つのチームによるプレゼンと審査員講評が壇上で行われ、我々審査員による審査で決まる「ヤングロータスウィナー」と、観客による投票による「ポピュラーボートウィナー」が決められました。

その結果は、夜の授賞式で発表されました。優勝は、ヤングロータスウィナーもポピュラーボート、どちらもチーム上海に。

「東京五輪をムエタイでハックする」上海チームのアイデア
制作:ANNA YANG+HSIEN CHAO(共にJWT SHANGHAI)

授賞式で述べた受賞理由は次の通り。「ムエタイを2028年のオリンピック競技にするというのは、タイ政府が長年取り組んでも実現していないくらい、極めて難しい課題。だから、もしこのミッションが実現するとしたら、それは、リスキーで、勇敢で、誰も見たことのない、そして何よりも飛距離の高いアイデアによるものだろう。このアイデアは、まさにそれである」。

個人的には、アドフェストに参加したのは今回が12回目。今年はヤングロータスを通じ、審査員と事務局のメンバー7人で14カ国28人の若者ひとりひとりと深く関わったことで、学園祭の実行委員会のような結束感と達成感を味わい、一生忘れられない一週間になりました。

アドフェストは、アワードやセミナーだけではなく、友達を作るのに最適なバイブレーションが流れていると思います。日本人でも外国人でも、一生続く友達を作るためには、ともに挑戦し、ともに学び、ともに成長することが一番いい。今回僕らはそんな思いを込めてワークショップのテーマを「You can leap higher than you think」(君は想像以上に飛べるはず)としました。東京での予選を含めて、うれしい思いをした人も、悔しい思いをした人も、みんなが一緒にクリエイティブジャンプの飛距離を伸ばして、一生刺激し合える仲間ができることを願ってやみません。


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