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コメ兵、テレビ×デジタルで「オトナ女子」層の開拓めざす

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総合型リユースストアを展開するコメ兵は4月3日、サービスの認知拡大・新規顧客開拓を目的としたプロジェクトを、デジタルマーケティング支援事業のアタラと共同でスタートした。プロジェクトは、同日放送を開始したコメ兵の1社提供番組『#モデる』(テレビ朝日。2016年4月3日から毎週日曜日23時10分~23時15分放送、関東ローカル)と、SNSとを連動させるもの。

『#モデる』は、流行の最先端を行く、おしゃれに敏感な「ファッショニスタ」のパワーに着目した、「オトナの女子」のためのファッション番組。InstagramをはじめとするSNSで番組への投稿を募集し、視聴者はお気に入りの全身コーディネートをハッシュタグ「#モデる」をつけて投稿する。番組で選ばれた視聴者の自宅には、「着せ替えモデル」として人気モデルや著名人が訪問、視聴者の手持ちの洋服を使って一緒にファッションコーディネートを楽しむという企画だ。

「着せ替えモデル」が視聴者の自宅を訪問し、一緒にファッションコーディネートを楽しむ。

番組は、番組公式サイトやプロジェクトサイト、テレビCMとも有機的に連携させる。例えばテレビCMには、視聴者からSNSで投稿された全身コーディネート写真の一部を素材として活用する。また、プロジェクトサイト「Web#モデる」では、番組では選ばれなかった投稿者を「次点ファッショニスタ」として、「着せ替えモデル」のコメントつきで毎週数名紹介する。投稿者とコメ兵がブランドを共創する場を用意することで、両者のエンゲージメント強化を図りたい考え。

プロジェクトサイト「Web#モデる」では、番組では選ばれなかった投稿者を「次点ファッショニスタ」として紹介。

番組提供と、各メディアの有機的な連携および具体的な施策をコメ兵が、プロジェクト全体のコミュニケーションデザインとクリエイティブディレクションをアタラが担当する。また、プロジェクトサイトやCMの企画制作はドリームデザインが手がける。プロジェクト全体の構想においては、アタラが電通と共同提唱する消費行動モデル「Dual AISAS Model」を活用した。

コメ兵は、今回のプロジェクトを通じて、関東エリアにおける企業ブランド認知とサービス理解向上、オウンドメディアであるECサイトのアクセス数および店舗来店数の増加をめざす。同社営業企画部長の吉田浩之氏は「番組を通して新しいお客さまとつながりやすくなり、当社を認知・理解してもらう上で重要なECサイトも、より多くの方に見てもらえるのではないかと期待しています。また、本社がある名古屋エリアに比べて、関東での知名度はまだまだ低いという課題も解決したいと考え、プロジェクトの立ち上げに至りました」と取り組みの狙いを話す。

プロジェクトの目標については、「若年層のお客さまをより増やしていければと考えています。もちろん既存のお客さまにも喜んでいただきたいのですが、10代後半から20代、30代の方々にも受け入れていただきたいですね。リユースに対しては、若い世代のほうが心理的ハードルは低いと思いますので、そういう層の認知度を高め、実際にECサイトにアクセスしたり、店舗に来店することにつなげられれば」(吉田氏)と期待を寄せる。
同社IT事業部長の藤原義昭氏は、「ご自身のコーディネートを撮影したセルフィー(自撮り写真)を投稿する際に、「KOMEHYO」のロゴが想起されるようになると良いのではと思っています」と話した。