朝日新聞社は6日、2016年度のコンテンツに関する記者説明会を実施した。35歳以下の記者らがウェブコンテンツを中心に発信する「U35」プロジェクトや、主要な新聞記事を音声に変換し読み上げるアプリ「アルキキ」の展開など、情報感度が高く社会の中核を担う20代~40代の読者拡大を目指す。
冒頭挨拶した渡辺雅隆社長(写真)は「情報量が増えた今、朝日新聞のコンテンツを選んでもらうための施策が必要。視覚に訴えるコンテンツをつくるデジタル編集部と、取材力・編集力の高い新聞の編集部とを合わせることで、よりスピーディーに、より魅力的なコンテンツ発信を実践していきたい」と述べ、今秋にもデジタル編集部と報道・編成局とを統合させる方針を示した。
この後、ゼネラルエディターの長典俊氏が具体的な紙面方針について説明。同社の一連の不祥事の影響については「読者の朝日新聞への信頼度は徐々に回復しているが、若い世代や社会の中核で働いている世代については、いまだ信頼を回復してない」と分析し、20代~40代の情報感度が高い層への発信強化をするとともに、従来の購読者層である子育て世代やアクティブシニア向けの情報発信も継続していくとした。
具体的には、従来も力を入れてきた調査報道や「憲法」や「歴史」など朝日新聞の報道姿勢を示す記事配信に注力する。一方、社会部、経済部など部門をまたいだ35歳以下の記者がウェブ媒体「withnews」への配信を中心に、新しい視点でコンテンツを制作する「U35」プロジェクトや、読者の声を反映させて企画をつくる参加型記事「フォーラム面」の充実強化、新聞記事の音声ニュースに変換しスマートフォンで聞くことができるアプリ「アルキキ」の配信などに取り組むとした。
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