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位置情報サービス大手のニアーとウフルがジョイントベンチャー設立、IoTマーケティングでサービス開発

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システムインテグレーションなどの事業を行うウフルは2016年4月、Near(以下、ニアー)とジョイントベンチャー「Near Uhuru」を設立。国内でのマーケティングにおけるロケーションデータ活用を推進させるとともに、「IoTマーケティング」に関する独自ソリューションを共同で開発し提供していく。二アーはロケーションインテリジェンスプラットフォームを運営する企業で、本社はシンガポールにある。

5月25日には、設立に関するプレス向けカンファレンスが開催された。

当日はニアーの創業者兼CEOのアニール・マシューズ氏、同CROのショビット・シュクラ氏が来日し、プレゼンテーションを行った。

ニアーのテクノロジーは位置情報データを起点に、オンラインデータとリアルの行動データを掛け合わせたマーケティング実現を支援するもの。生活者の行動を把握してマーケティングに取り組むことで、より精度の高いマーケティングを実践することが可能になる、としている。2014年の日本での事業開始時には800万件だったデータベースは、2年で4,000万件を超えているという。

今回のNear Uhuruの立ち上げは「IoT領域ではユーザーデータとデバイスデータを掛け合わせることが重要になっていく」との考えが基点。カンファレンスでは「現在はスマートフォンが位置情報を取得する際のメインデバイスになっているが、今後浸透するIoT化社会においては、あらゆるデバイスからオケージョンデータを把握する世界が実現するビジョンをとらえてビジネス展開していくための提携」という狙いが説明された。