メール受信設定のご確認をお願いいたします。

AdverTimes.からのメールを受信できていない場合は、
下記から受信設定の確認方法をご覧いただけます。

×

【今週の注目記事まとめ】カンヌライオンズ2015、いよいよスタート!、カンヌ2日目ー日本人審査員 福田崇氏(電通)のインタビューなど。

share

カンヌライオンズ2015、いよいよスタート!ライオンズヘルスの結果が発表に

「Intimate Words」

現地時間21日にスタートする「カンヌライオンズ国際クリエイティビティ・フェスティバル」。それに先立つ19~20日、昨年新設されたアワード「Lions Health(ライオンズヘルス)」の審査と受賞作品の発表が行われた。

医療・ヘルスケア領域のコミュニケーションにおけるクリエイティビティを顕彰する同賞。エントリーおよび審査は「ヘルス&ウェルネス」「ファーマ」の2部門に分けて行われる。

今年は、ヘルス&ウェルネス部門に1430点(昨年は906点)、ファーマ部門に432点(昨年は517点)がエントリーし、それぞれ61点・25点、計86作品が受賞を果たした。

ヘルス&ウェルネス部門のグランプリには選ばれたのは、プロクター・アンド・ギャンブルの生理用品ブランド・Alwaysのキャンペーン「Intimate Words」(レオ・バーネット メキシコ)。メキシコの首都・メキシコシティにほど近いオアハカという地域の女性たちに、現地の死因として急増している子宮頸がんを啓発するためのプロジェクトだ。

審査員長を務めた英LanglandのECD・Andrew Spurgeon氏は「このキャンペーンは、女性たちが自らの健康を守るために必要なサポートを得るための“声”を提供した。このアイデアの素晴らしいところは、あらゆる年代の女性に適用できるということ。そして、次世代へと引き継がれていくものであることだ。Alwaysの、世界中の女性に対するコミットメントを体現することに成功している。人の人生を変えるクリエイティビティの創出を追求するブランドとしての、秀逸な事例と言えるだろう」とコメントしている。

この記事の詳細はこちら

「面白く」なければマーケティングではない?付加価値がビジネスで大事な理由

【コラムニスト】鈴木健(ニューバランス ジャパン マーケティング部長)

売上総利益で会社の付加価値を見極める

画像提供:Shutterstock

マーケターであれば自社の財務諸表の意味を理解しているのは当たり前ですが、競合のブランドやそれ以外の業界も含めて、じっくり眺めて、その数字の持つ意味について考えたことはありますか?

経営者が財務諸表を気にする理由の一つは、株主や投資家のためだけではなく、企業にとっての健康診断として自社の状況を見極めるためです。

財務諸表の簡単な点だけを見てみても、あなたが所属している業界やビジネスがブルーオーシャンなのか、レッドオーシャンなのかが判断できます。それは楠木建氏風に言えば、常夏のハワイなのか、それとも極寒のシベリアなのかがわかるということです。たいていはグロスマージン(売上総利益)の利益率で判断できます。

この利益率の大きさは……

この記事の詳細はこちら


【前回のコラム】「広告はデジタルによって迷惑メールになるか、それとも執事になるか?」はこちら

カンヌ2日目ープロモ&アクティベーション/ダイレクト/モバイル/プレス部門審査員インタビュー【編集部カンヌ通信】

早くも2日目が終了しました。

初めてのカンヌでどう?とよく聞かれますが、ここまでの感想は「めまぐるしい!」です。プレス発表、セミナー、取材と贈賞式で、あっ…書く時間がない(笑)と。自転車操業ですが、毎日書きますのでよろしくお願いします。

さて、本日はプロモ&アクティベーション部門/ダイレクト部門/モバイル部門/プレス部門の発表がありました。審査員のコメントと合わせて、紹介していきます。
受賞結果速報はこちら

プロモとダイレクトはボルボがダブルグランプリ(作品は違いますが)でした。早速、審査員のコメントと共に見ていきましょう。

プロモ&アクティベーション部門のグランプリは、VOLVOの「Life Paint」(GREY LONDON)。夜間の自転車事故を減らすためのオリジナルで夜光塗料スプレーを制作し、自転車店で販売したというキャンペーンです。

「安全を守る」ボルボのブランドメッセージを伝えるために、ブランドのレンジを大きく拡張する手法を開発し、2000本で始まったスプレーが反響を呼び、6万本にまで広がりを見せました。

審査員長のマット・イーストウッド(JWT)氏によれば、プロモの最大の評価点は「lift society to high(社会を上の次元に引き上げるもの)」を実現できているかどうか。

日本人審査員の福田崇氏(電通)は、「グランプリは、ボルボのような大きなブランドが、スマートなアイデアで世の中をリフトアップした点が注目された。具体的なソリューションで世の中をよくしようとするものが評価された」と話してくれました。

この記事の詳細はこちら

cannes_report


勝率の高いプレイヤーほどアイデアの着想をカンヌから得ている!
「カンヌセミナー2015」8月26日(水)開催!
http://www.sendenkaigi.com/class/detail/latest_cannes.php