北海道・札幌市の地下歩行空間に、ひときわ目立つ、足を止めずにはいられなくなるようなOOH広告が展開された。
![2メートルx14.5メートルの巨大OOH。通行人の興味をひく、視力検査型の広告になっている。](https://cdn.advertimes.com/wp-content/uploads/2016/06/f61074e702f78afeaa7ebf65998013ab-1024x683.jpg)
2メートルx14.5メートルの巨大OOH。通行人の興味をひく、視力検査型の広告になっている。
このOOH広告は、ジョンソン・エンド・ジョンソンが6月20日から7月2日(一部6月26日)の期間に実施したもの。視力検査表をモチーフに、札幌・東区を中心として、スポーツに取り組む若者をターゲットとした。
![スポーツに励む中高生をターゲットに、視力の大切さを訴える広告になっている。](https://cdn.advertimes.com/wp-content/uploads/2016/06/d2de8014beab1af19a0828aab9b30e92-683x1024.jpg)
スポーツに励む中高生をターゲットに、視力の大切さを訴える広告になっている。
自分の視力を知ってもらい、新規ユーザーを増やすことが狙いであったため、広告内のメッセージはあえて近づかないと読めないほど小さくした。
北海道は、15歳〜17歳の裸眼視力1.0未満の割合がワースト3に入り続ける「目が悪い県」(学校保健統計調査)。その中でもスポーツ強豪校が密集している札幌市・東区周辺の全25箇所に絞り、「街中のジャック感」を演出した。
また、東区内での掲出先は民家の軒先や、飲食店の壁などであり、広告スペースではない。地元の人々との交渉のすえ、通常は出すことができない場所にも掲出した。
消費者の生活に溶け込む、いわゆる「アンビエント広告」として注目を集め、地元キー局のテレビ番組にも取り上げられたという。