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新・行事食「夏越ごはん」で米穀の普及拡大へ、赤坂氷川神社でイベント開く

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6月30日は全国の神社で、上半期の罪や汚れを払い残り半年の無病息災を願う神事「夏越の祓(なごしのはらえ)」が行われる。これに合わせ米穀安定供給確保支援機構は29日、赤坂氷川神社で新たな行事食である「夏越(なごし)ごはん」のお披露目イベントを開催した。

「夏越ごはん」は神事に使う「芽の輪」をイメージしたかき揚げ丼で、同機構が米穀の普及拡大を目指し2015年から提唱している。古くから豊穣祈願の神事などに使用されてきた米に、邪気を払うとされる雑穀を混ぜ、縁起のいい赤や緑の色鮮やかな旬の野菜を使ったかき揚げをのせたもの。

百邪を防ぐといわれる生姜入りのおろしだれが特徴で、蒸し暑く食欲がなくなりがちな夏季にも食べやすいよう開発された。関東近郊の飲食店などで提供されている。

お披露目会には、俳優で「料理男子」としても知られる、速水もこみちも参加。ゴーヤやパプリカなどが入った色鮮やかな「夏越ごはん」を試食し、「素材の味を活かしていて、食感も楽しい。おろしダレでさっぱり食べられる」とその素朴な味わいを絶賛。同機構の木村良理事長も「夏越ごはんを食べて、1年の後半を新たな気持ちでスタートしてほしい」とPRしていた。

米穀安定供給確保支援機構は2004年に設立。全国食糧信用協会を母体として、全国米穀協会、全国米麦改良協会、自主流通法人の組織、業務の再編統合により組織された。