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セールスフォース主催「顧客中心時代のマーケティング」テーマのイベントに3200人が来場

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7月20日・21日の2日間、東京・港区の虎ノ門ヒルズでセールスフォース主催の「Salesforce Summer 2016」が開催された。

初日は経営者やビジネスパーソン、ITリーダー、2日目はマーケター、開発者を対象とした講演や展示会を実施し、会期中の来場者は3200人にのぼった。

来場者は2日間で3200人以上。

2日目に行われたマーケター向けのキーノートには、冒頭、米セールスフォース・ドットコムマーケティングクラウドCEOのスコット・マッコークル氏が登壇した。「顧客とのエンゲージメント」をテーマに講演し、モバイルの発展により顧客と常時接続されるようになった今、企業は組織一丸となって顧客をバックアップしていくことや、シームレスな顧客体験(カスタマージャーニー)を提供することが求められていると指摘。また、「オーディエンス」「コンテンツ」「パーソナライズ」「エンゲージメント」「カスタマージャーニー」という5つのキーワードを挙げながら、国内外企業のデジタルマーケティングの最新事例と今後の展望を紹介した。

米セールスフォース・ドットコム マーケティングクラウドCEOのスコット・マッコークル氏。

さらにセールスフォース・ドットコム 常務執行役員 ジェネラルマネージャ
マーケティングクラウド本部の笹俊文氏が登壇し、マーケティングプラットフォーム「Marketing Cloud」の活用事例をデモンストレーションを通して紹介。獲得した顧客をロイヤルカスタマーへと育てていくには、購入後のプロセスが重要であることを強調した。続いて、日本企業の代表としてソニーマーケティング
代表取締役社長の河野弘氏、サンリオ メディア部 ジェネラルマネージャーの田口歩氏、三井住友カード ネットビジネス事業部長の佐々木丈也氏の3人が登壇。それぞれ自社の取り組み事例に沿って、顧客体験の重要性や質の高め方について講演した。

サプライズで登場したハロー・キティに会場も和やかな雰囲気に。

この日の2つ目のセッションでは、冒頭でマッコークル氏が重要キーワードの一つとして挙げた「カスタマージャーニー」に関連して、セールスフォースマーケティング本部 マーケティングディレクターの加藤希尊氏が「One to One カスタマージャーニー」をテーマに講演を行った。Marketing Cloudの最新機能やグローバルにおける活用事例を紹介しながら、複数のチャネルを通じて顧客一人ひとりに最適な顧客体験を提供することの重要性を、聴講するマーケターに向けて呼びかけた。

国内におけるMarketing Cloud活用企業として登壇したビームス 事業企画本部 CRM推進部の山崎勇一氏は、「システムの力も借りながら、お客さまに最適な“もの”“こと”を提案すること」の重要性と、その実践例を紹介。加藤氏は「重要なのは、いかにお客さまと1対1で、感情を込めてつながることができるか。『マーケター』が中心となって、顧客に理念を持って接することが重要だ」と話し、セッションを締めくくった。


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