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13回目のAdvertising Week、ニューヨークで開催 広告・メディア界のキーパーソン集まる

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宣伝会議では「Business Creation Lab. 2016 in New York」と題し、9月25日〜10月2日の期間で、米国広告・マーケティング界の最前線に触れる視察研修ツアーを開催しています。グローバルエージェンシーや、メディアなどを中心とした注目企業への訪問のほか、9月26日~30日に開催中のイベント「Advertising Week」内で行われるセミナーを聴講するなど、広告・マーケティングビジネスの最先端に触れ、現場に生かすことを目的としています。

米国広告・マーケティングにかかわるキーパーソンが一堂に会する登壇するイベント「Advertising Week(アドバタイジングウィーク)」が9月26日から、ニューヨーク・タイムズスクエア周辺の複数会場で開かれている。アメリカ広告業協会(4As)が旗振り役となって2004年にスタートし、今回で13回目。

ブランドやエージェンシー、テクノロジー企業、スタートアップ企業、メディアといった幅広い立場の人々が世界中からニューヨークに集まった。

会場から近いタイムズスクエアに掲出された広告

26日にはハリウッドで活躍する映画監督で脚本家・プロデューサーのポール・ハギス氏が友人であるクリエイターらともに登壇し、世界の貧困をなくすための取り組みについて紹介した。彼らやハリウッドのセレブリティーなどから資金を集め、2009年から貧困問題に苦しむ中米のハイチで子どもたちの教育支援を進めている。すでに高校が設立されており、「ゆくゆくは大学をつくりたい」とハギス氏。今後は企業からの支援も広く集めたいとアピールした。

ポール・ハギス氏と友人らによるパネルディスカッション

プロダクションの新しい世界と題したセッションでは、「5万ドルの予算で100万ドルの成果を挙げるには」といった投げかけがなされた。広告会社の中でデジタルも含めた手法やメディアのあらゆる領域を押さえつつ、スペシャリストを集めてチームをつくり運用していくためにすべきことについて議論された。「企画の前段階からプロデューサーを交えて議論していくことが重要」「(クライアントからの)ブリーフを待つなと言いたい」といった意見が交わされた。

このほか、フェイスブックのシェリル・サンドバーグCOOなども登壇。日本からはLINE上級執行役員の田端信太郎氏も登壇した。Advertising Weekは30日まで開かれる。


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