クリオ賞2016結果まとめ【前編】資生堂、OCEDELがフィルムゴールド受賞

米ニューヨークで28日(現地時間)、クリオ賞2016の授賞式が開催されている。

各部門のゴールド/シルバー/ブロンズ受賞作品は公式サイトにてすでに発表済み。会場では、ゴールド選出作品の中から、各部門の最高賞「グランド」が順次発表された。

前半では、フィルム、ブランデッド・コンテンツ、ブランデッド・エンターテインメント、デジタル/モバイルの4部門の結果をまとめる。

フィルム部門

フィルム部門のJury President(審査員長)は、電通 クリエーティブ・ボード、エクゼクティブ・クリエーティブ・ディレクターの古川裕也氏が務めた。グローバル広告賞のフィルム部門における審査委員長は、日本人で初めてだった。受賞結果は以下のとおり。

※カッコ内は、エントリー企業名

【グランド】

オールド・スパイス「Rocket Car」(Biscuit Filmworks、Wieden + Kennedy)

男性用デオドラントブランド オールド・スパイスの新製品「Odor Blocker」のプロモーションを目的としたテレビCM。バカげたチャレンジに真顔で取り組む男性を主人公としたシリーズで、本作では自作のロケットカーで初走行し、見事に失敗する様子を描く。「Odor Blockerが汗を抑えてくれるから、常に全力で己の限界に挑戦することができる」というメッセージを伝える。

【日本】

<ゴールド>

■インディペンデントインキュベータ LED照明 OCEDEL「Firefly Man」(ニットー)

 

■資生堂 マジョリカ マジョルカ/インテグレート「High School Girl?」 (ワッツオブトーキョー)

<シルバー>
■相模ゴム工業 サガミオリジナル「Act Of Love」(PROJECTOR)

【ゴールド】

■VOLVO TRUCKS「LOOK WHO’S DRIVING」(Forsman & Bodenfors)
■Tecate Beer「Gender Violence」(Nómades)
■Bonds「Impact」(Clemenger BBDO)
■Savant「Moving」(J Walter Thompson)
■MACMA「Manboobs」(DAVID Buenos Aires) 
■Hornbach Baumarkt AG「You’re Alive. Do You Remember?」 (Heimat Werbeagentur GmbH)
■Viacom「Actors」(Grey Argentina)
■TyC Sports「Trump」(Mercado McCann)
■ディアジオ「NEVER ALONE」(Abbott Mead Vickers BBDO)

ブランデッド・コンテンツ部門

【グランド】

レミーコアントロー ルイ13世「#Notcomingsoon」(FRED & FARID)

『シン・シティ』『スパイ・キッズ』などで知られるロバート・ロドリゲスが監督を務め、ジョン・マルコヴィッチが主演して撮り下ろした、コニャックブランド・ルイ13世のムービー。今から100年後の地球描く映画『100 YEARS―見ることのない映画』のティザー動画という位置づけで制作されたムービーで、映画の公開は100年後の「2115年11月」とされている。約1世紀という長い歳月をかけて1本のボトルが完成するルイ13世の、ブランドの背景にあるストーリー、理念を伝えている。

【日本】

<シルバー>
キングレコード Lyrical School「Native Mobile Music Video」(TBWA\HAKUHODO)

 

【ゴールド】

■Netflix「House Of Cards- FU2016」(BBH New York)

ネットフリックスが、米国で人気の政治ドラマシリーズ『HOUSE OF CARDS シーズン4』の告知を目的に行ったキャンペーン。共和党大統領候補討論会の中継番組の間に、主人公のFrank Underwood氏の大統領選挙風のCMを流した。オンエア後、「FU2016」は瞬く間にTwitterやFacebookのトップトレンドに。映像だけでなく、Underwood氏の公式サイトや公式SNSアカウントを開設したほか、選挙戦本部を サウスカロライナ州に設置、ステッカーなどのグッズの販売も行った。

■Gesicht Zeigen「Mein Kampf – Against Racism」(Ogilvy Germany)

ドイツの人権保護団体 Gesicht Zeigenが実施した人種差別反対キャンペーン。アドルフ・ ヒトラーの著作『我が闘争』と同タイトルで11冊の書籍を刊行。11人による11通りの、人種差別反対への思いと取り組みが綴られている。

ブランデッド・エンターテインメント部門

【グランド】

シカゴ美術館「Van Gogh BnB」(Leo Burnett Chicago)

シカゴ美術館では、ゴッホの代表作「ファン・ゴッホの寝室」を3点同時展示するという企画展を実施。そのプロモーションを目的に、「ファン・ゴッホの寝室」を再現した実在する部屋をAirbnbで貸し出した。

【日本】

該当なし

【ゴールド】

■マイクロソフト「Survival Billboard」(McCann London)

XboxOne/Xbox360用ゲームソフト『Rise of the Tomb Raider』のプロモーション施策。ゲームのファンの中から選ばれた8人が屋外ビルボードの前に立ち、極寒・吹雪といったゲームの世界さながらの過酷な環境を耐え抜く24時間耐久レースを実施した。最後まで耐え抜いた勝者には、ゲームの世界を堪能できる旅行がプレゼントされたという。

■サザン カンフォート「SHOTTASoCo」(Wieden+Kennedy New York)
■Robert Graham「Second Sound Barrier」(Moxie Pictures)
■ING「The Next Rembrandt」(J. Walter Thompson Amsterdam)
■Verizon「Verizon In Minecraft」(Wieden+Kennedy)

デジタル/モバイル部門

【グランド】

ロッキード・マーティン「The Field Trip To Mars(火星への遠足)」(McCann New York)

航空機・宇宙船の開発製造会社 ロッキード・マーティンが制作したVRコンテンツ。子どもたちを乗せたスクールバスの窓がLEDディスプレイになっており、火星の風景が映し出される。位置情報を連動させており、バスの移動に合わせて車窓からの風景が変わっていく様は、まるで火星を走っているよう。夢あるVR体験を子どもたちに提供した。

【日本】

該当なし

【ゴールド】

サルバドール・ダリ美術館「Dreams Of Dalí」(Goodby Silverstein & Partners)

シュルレアリスムの代表的な作家 サルバドール・ダリの、非現実的な作品世界をOculus Riftを使って体験できる360度VRコンテンツ。

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