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優れた広報事例募る「PRアワード」エントリー始まる インターナル部門新設も

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日本パブリックリレーションズ協会は9月1日から、一般企業の広報部門やPR会社が実施するコミュニケーションプロジェクト(広報・PR活動)の事例を広く募集する、2016年度「PRアワードグランプリ」のエントリーを開始した。今年から新たな仕組みが取り入れられ、部門、審査方法、エントリーシートが変更となった。締切は10月31日(必着)。

募集対象は2015年10月~2016年9月の直近1年間に成果があがった活動、もしくは現在も継続している活動としている。応募部門についてはコーポレート・コミュニケーション部門、マーケティング・コミュニケーション部門、ソーシャル・コミュニケーション部門は従来通りだが、イノベーション/スキル部門が研究・開発部門に改称された。また、新たに従業員向け広報や組織活性化などの取り組みを評価する「インターナル・コミュニケーション部門」が加わり、全5部門となった。

12月7日の最終審査会でグランプリ(1作品)、ゴールド(2作品)、シルバー(5作品)、ブロンズ(7作品)を決定する。審査制度にも新たな仕組みが取り入られており、海外のアワードで採用されているスタイルに変わった。エントリー部門ごとの審査、表彰は行われず、審査員団8人がすべての部門のエントリーを審査し部門の枠を超えてグランプリを決定する。

また、すべての部門でエントリーシートのフォーマットが統一された。パブリックリレーションズのプロの事例として必要な4つの項目(課題解決のための戦略性/独創性/活動内容の専門性または完成度/目標に対する直接的・間接的な成果、社会的・業界的影響力)を審査基準として焦点を当て、公平な審査を行うことを目的としている。なお、成果を示すための広告換算は禁止となっている。

PRアワードグランプリは、同協会がPR技術の質的向上を目指すためにPR業務の事例を公開し評価する制度で、今年度で17回目を迎える。昨年度のグランプリでは、博報堂およびカゴメによる「カゴメ ウェアラブルトマトプロジェクト」が選ばれている。

今回の審査員は次のとおり。

・審査委員長
嶋浩一郎(博報堂ケトル)

・審査委員
雨宮和弘(クロスメディア・コミュニケーションズ)
上岡典彦(資生堂)
遠藤 祐(オズマピーアール)
小林右樹(企業研究会/元コニカミノルタ)
中里 忍(ブルーカレント・ジャパン)
松本洋司(電通パブリックリレーションズ)
吉宮 拓(プラップジャパン)

特別審査員
・阿久津聡(一橋大学大学院 国際企業戦略研究科教授)
・大宅映子(ジャーナリスト・評論家・コメンテーター)
・田中里沙(事業構想大学院大学 学長/宣伝会議 取締役メディア・情報統括)