デジタルマーケティングの最前線に触れるイベント「I・CON2016」カンファレンスレポート
マーケティングのデジタル化を戦略の企画から統合的に支援
今年設立20周年を迎えたIMJ。節目の年となる今年の7月に総合コンサルティング大手のアクセンチュアに加わる決断をしたニュースは記憶に新しい。今回のイベントは、同社がアクセンチュアの一員となってからの同社の方向性を広く伝える機会となった。
開会宣言にはIMJの上席執行役員社長兼CEOの竹内真二氏と、アクセンチュアのデジタルコンサルティング本部 アクセンチュア・インタラクティブ統括 マネジング・ディレクターと、IMJ上席執行役員を兼ねる黒川順一郎氏が登壇。
竹内氏は、創業20周年という節目の年にアクセンチュアに加わった理由を、「当社単独のソリューションでは、これからのデジタルマーケティングにおいて、真に顧客の課題解決に貢献できなくなるのではないか」という危機感にあると話した。
一方のアクセンチュアも、デジタルの力でお客さまの変革を支援するという大きな理念のもと、もはや経営とデジタル活用は不可分である時流を踏まえ、近年はデジタルマーケティング領域にも注力している。
アクセンチュア・インタラクティブという組織を中心に、世界各国でデジタルエージェンシーをグループに加える動きを見せていた。日本国内でも同様の動きをとる中、デジタル分野で同社の提供するサービスを補完するための理想的な存在がIMJだった。
黒川氏は「今回の協業実現により企業のデジタル変革において、戦略企画から実施、検証まで、総合的に顧客のサポートができる体制が整った。新しい発想に基づくシナジーを提供できるようになったと感じている」と話す。
竹内氏は、体制が変わったことによる「I・CON」のイベント内容の変化にも言及。「これまではデータ分析やNPS®など個別のマーケティングに関するキーワードが多かったが、今回はデジタルトランスフォーメーションやビジネス変革、グローバルといった切り口になり、事例の厚みが増したと感じている」と話した。
編集協力
株式会社アイ・エム・ジェイ
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