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「2017年トップ10米消費者IoTトレンド予測」 Parks Associates発表

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松本泰輔(まつもと・たいすけ)
Coast to Coast Marketing Services代表。

AEとして約10年広告代理店勤務 後、1995年渡米。大学院卒業後、ニューヨークの 広告代理店にて通信・金融・食品会社などを担当し、 2005年独立。アメリカ東海岸を拠点にマーケティング、ジャーナリズム分野にて幅広く活動。2011 年、宣伝会議より『フェイスブックインパクト』を共著にて発表。



IoTリサーチ&コンサルティング会社Parks Associatesは15日、米消費者の来年のトレンドを予測した報告書「Top 10 Consumer IoT Trends 2017」 を発表した。

米マーケティング専門メディアも毎回報じる同社の調査によると、各世帯平均でコンピュータ、エンターテインメント、モバイル・デバイスなど8台のIoT製品を所有し、それ以外に2台のインターネット接続ホーム・デバイスを所有していることがわかった。

2014年第4四半期には世帯の保有率約28%だったインターネット接続ヘルスケア製品は2016年第1四半期で35%になるなどIoTテクノロジーはさらに家庭に定着しつつある 。2017年の10大予測は下記の通り。

2017年米消費者IoTトレンド予測トップ10

1.ヴォイス・コントロール:
スマートホーム製品をコントロールする際、指ではなく「声」が最初の手段に

2.スマートフォン:
スマホ市場は停滞し、携帯キャリア会社の顧客保持競争激化

3.新製品:
家電メーカーは新製品開発に集中するが、飽和市場を補うためエコシステム戦略を採用

4.VR/AR:
VRはソーシャルゲームなどでアーリー・アダプターを中心に利用増加

5.ネット動画:
多様なOTT(動画やコンテンツ・サービス)の利用でオンデマンドと生中継との差がさらに不明瞭に

6.カー・コネクティビティー:
車に接続する機器が増える一方で料金・安全・プライバシーの面で心配も

7.警備:
スマートホーム業界は家の警備やエネルギー制御などの新製品を開発

8.保険:
保険会社はスマートホーム製品の新商品開発、他社との提携を模索

9.ウェアラブル:
スマートウォッチ/ウェアラブルはヘルスケアツールとして需要を拡大し他のアプリと統合

10.ヘルスケア
ヘルスケアサービスとデバイスの製品化が、スマートホーム化と新しいビジネスモデルを両立させるようになる

 

Parks Associates社シニア・リサーチ・ディレクターのBrett Sappington氏は「IoTは、コンシューマ・テクノロジーとエンターテインメント市場の再発明を加速させるだろう」と述べている。