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参加型のプロジェクトでバリューを定義

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労働人口が減少するなか、企業の競争力を左右する人材教育は重要な課題だ。成長を続ける企業では、広報・PR分野の人材育成にどのように取り組んでいるのか。

焼菓子をはじめとした洋菓子ブランドとして全国の百貨店などで商品を展開。
ヨックモックホールディングス
総務人事部 人事グループ グループ長 山口政徳氏

ヨックモックは1969年に創業した、「シガール」でお馴染みの老舗洋菓子メーカーだ。お歳暮やお中元などのフォーマルギフトの定番ブランドとして親しまれているが、ヨックモックホールディングスの山口政徳氏は「ここ十数年の間、会社は何度も転換点を迎えてきた」と話す。「フォーマルギフトの需要は減少し、カジュアルギフトに市場が流れています。こうした背景から、最近では新たなチャネルへの展開や海外展開などのチャレンジを続けてきました」。

2年前には現社長の藤縄武士氏にトップが交代した。「当社はヨックモックというブランドでの強い成功体験があります。その体験にとらわれず、社員の主体性をいかに引き出しながら、新たな価値を生み出すかという改革に着手しているところです」。

2016年9月には、自社のバリューを設定。「お客様の期待を超える」というコピーを冠した、社員向けの3つの行動指針を定めた。「バリューの作成にあたり、全社員とのセッションやグループ会社から45人ほどの役員・幹部社員を集めた合宿を行い、我々がどのような価値をお客様に提供したいのかなど、話し合いを重ねました」。

バリューを策定する際に実施した合宿のセッションの様子。

このプロジェクトを進める過程で山口氏が受講したのが、宣伝会議の「コーポレートブランディング講座」だった。他社事例など参考にできる点は非常に多かったという。「トップダウンではなく社員同士が認識を共有し合うことで、当社のバリューも浸透していくのではと期待しています。今後もこのような社員の対話の機会を積極的に設けていきたいです」。

早速、バリューに基づいた人事制度もスタートした。「バリューや制度をつくることが目的ではなく、お客様の期待を超えることのできるような行動が社内にあふれるように、浸透策を実施していきたい」と話している。

自社のバリューを見直すプロジェクトを実行する山口氏の受講講座は……
「コーポレートブランディング推進講座」でした。

 

事業の多角的な展開、新規事業、社員の増加などによるアイデンティティの希薄化や、海外企業の進出、競合増加などによる差別化など、企業ブランドの強化・刷新に課題をお持ちの方を対象に社内外の両輪を回すブランディング活動について学ぶ講座です。

 

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お問い合わせ
株式会社宣伝会議 教育事業部
MAIL:info-educ@sendenkaigi.co.jp