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行政広報の枠組みを打ち破る 区民・職員を巻き込んだ企画を

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労働人口が減少するなか、企業の競争力を左右する人材教育は重要な課題だ。成長を続ける企業では、広報・PR分野の人材育成にどのように取り組んでいるのか。

ユニークな施策などを通じ、広報の力で市民との距離を縮めようとする自治体は年々増えている。東京23区の練馬区も、そのひとつだ。

人口72万人以上、23区内で5番目に広く、約24%が緑地の緑豊かな区で知られる。
練馬区
区長室副参事 広報戦略担当 市橋歩氏

練馬区独立70周年を記念し、区在住の作家・のぶみさんと絵本を製作。

「行政からの一方通行の情報発信ではなく、区民参加型の施策でブランディングを進めたいと思いました」と話すのは、区の広報戦略担当である市橋歩氏。「23区で最も緑が多い」という強みに着目し、2015年からは広報キャンペーン「よりどりみどり練馬」をスタートさせた。「みどりと共に写っている練馬区」の写真を募集し、そこから練馬区オリジナルの色「ねりまグリーン」を5色開発。

区民1000人以上が参加するテレビCMも制作した。「参加した区民からは『一緒に練馬をPRできている実感があった』という声も。今年は区民から『I♥練馬あるある』を募集する取り組みをスタートさせ、多くのメディアで取り上げられました」。その成果は広告換算で2億5000万円に達したという。

プロジェクトを牽引する市橋氏は博報堂出身で、「今までの行政広報の枠組みにとらわれないこと」を方針として掲げてきた。「区民目線を忘れず、問題意識と突破力を持ち続ける」という考えのもと、職員向けの広報研修も実施している。

そんな同庁ではメンバーごとに各自の業務内容に合った宣伝会議の講座を受講している。例えば「ニュースリリース作成講座」では、「タイトルのつけ方ひとつでこんなに人の目を引くリリースになるのかと驚いた」といった感想が受講したメンバーから寄せられた。また、他業種の広報担当者との交流が刺激になったという声もある。各講座の受講後はフィードバックを欠かさず、庁内に持ち帰り、学んだ内容をシェアしているとのことだ。個々のスキルアップをしながら、市橋氏も「妥協のない広報活動を続けたい」と意気込む。

行政の枠組みにとらわれない広報を目指す練馬区の受講講座は……
「ニュースリリース作成講座」でした。

 

日々大量に発信されるニュースリリースの中で取り上げられるには、法則を理解した上で作成するスキルが必要です。本講座では、フレーズづくりやタブー事項などの法則を学んだ上でリリース作成トレーニングを行い、プロからのフィードバックまで実践的に行います。

 

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株式会社宣伝会議 教育事業部
MAIL:info-educ@sendenkaigi.co.jp