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コラム

澤本・権八のすぐに終わりますから。アドタイ出張所

ゴッドタンの「キス我慢」に、台本ってあるの?(ゲスト:劇団ひとり、佐久間宣行)【後編】

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ACCオンラインフィルム部門の審査の様子

澤本:サイボウズのWeb動画で働き方改革というものをネタにした、アリとキリギリスの2分ものぐらいのものです。これ面白かったですよ。

働き方改革アニメ「アリキリ」 第1話

 

佐久間:面白かったですね。キリギリスが働き方を学ぼうとアリのところに来るんだけど、アリのところも働き方改革が厳しくて残業をさせられないんですよ、というアニメでした。

澤本:普通に大人が見ていても耐えられるような、ちょっと「紙兎ロペ」のような感じで。それとグランプリを争ったのが、Netflixのさんまさんにインタビューをしている動画。あれは面白かったですね。インタビュアーが吉田豪さんで。佐久間さんに聞いたんですけど、さんまさんってプライベートなインタビューはほぼ受けない方と。

佐久間:たぶん今まで受けてらっしゃらなかったんですよね。だからNetflixというのもあるかもしれないですけど、吉田豪というインタビュアーがこじ開けたんじゃないですか。

澤本:面白かった。事前に審査するのに30分ぐらい見なきゃいけないから大変だったけど、普通に番組を見ている感じで見れました。

中村:今回の審査の風景はどんな感じだったんですか?

佐久間:審査をやっていて面白かったのが、僕とTBSの「逃げ恥」などのプロデューサー奈須田淳さんと、川村元気さんと、細田守さんは去年もやってるんですけど、やってみるとWeb動画のほうが自分がやっているものに時間制限が近いから優しく見られるのかと思ったら、長いものには厳しくなっちゃうんですよ。

ひとり:あぁ、そうですね。

佐久間:やりようがいくらでもあるだろと思っちゃうから。逆に川村元気さんもそうだし、川島さん(ひとり)も先週言っていたけど、15秒CMに感動することが多くて。佐藤健くんは演じ手としてあれはちょっとできないから評価するというのがあったじゃないですか。面白いなと思いました。

ひとり:審査員、錚々たるメンバーですよね。

澤本:本当に集まっていただいて助かってます。

ひとり:だってオリンピックをやっている人が2人いるんですよ、あの中に。

佐久間:佐々木宏さんと川村元気さんね。

ひとり:俺、佐々木さんにめっちゃ聞きましたよ。進行具合どうなってるんですか、ちょっとでもいいから手伝わせてくださいって(笑)。プラカード持つでも何でもいいから関わりたいでしょ。

佐久間:審査の空気も面白いですよ。重鎮というか、佐々木さんと多田琢さんが同じ場所にいて、2人でごそごそ話し合って、引っくり返すときは引っくり返す感じも面白かったです。

ひとり:最新のクリエイターがこんなに集まっておいて、正の字で投票するのがめちゃめちゃアナログじゃん!って。

一同:(笑)

ひとり:タブレット使ってボタンか何かあるのかなと思ってましたから。

佐久間:しかもエントリーナンバーと連番があるから、正の字の書き間違いも頻発するんですよ(笑)。もう1回やり直そうって。

ひとり:確かに書記が結構いじられてましたよね(笑)。

中村:なるほど。というわけでACCのオンラインフィルムのBカテゴリはサイボウズのアニメがグランプリということでございました。ちょっとまた話を戻して、お二人に聞いてみたいんですけど、ひとりさんから見て佐久間さんがつくられるバラエティ番組と、他の方がつくられるバラエティ番組は、実際に出演されている側としてやっぱり違うんですか?

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