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社外のチームビルディングや進行法を講座から学ぶ

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決まったメンバーでの制作は精度が高まる反面、進行がパターン化してしまうこともある。組織的に制作を進める企業では、どのようにブラッシュアップしているのか。

パナソニック
ブランドコミュニケーション本部 宣伝部 クリエイティブ推進室/クリエイターズグループMAC
黒田愛美 氏

講師の言葉に制作進行のヒントを得た

パナソニック ブランドコミュニケーション本部の宣伝部では、主に企業ブランドの広告・宣伝における企画や制作を行っている。制作担当として活躍する黒田愛美さんは、インハウスのプロダクションであるクリエイターズグループMACにも所属し、宣伝部と制作チームの連携を促進する。

「2社を行き来することで、制作をスムーズに進めることができます。一方で、関わる人や進行方法が固定化されてしまうのではないかという不安もあります」と黒田さん。制作に携わるさまざまな職種の人と交流を持つ狙いもあり、宣伝会議のアートディレクター養成講座(ARTS)に通った。

「講義で特に印象に残っているのは、講師の方がおっしゃっていた『いい広告をつくるためには、制作に携わる人が1つのチームになっていること』という言葉です。私がクライアントとクリエイターをつなぐ立場でもあるので、いかにチームの関係性をつくっていくかのヒントになりました」と黒田さんは話す。日々の業務では、それぞれの立場から考えを理解し、意見を翻訳することを心がけているという。

「卒業制作では、企画から制作まで一通り経験できました。地元の課題を解決することがテーマで、愛知県の名産である菊の花を題材にしました。仏花のイメージが強いですが、固定概念を取り払い、純粋に花としての魅力を伝えたいと講師の柿木原政広さんにモックアップをつくって相談したところ、これを使った新しい仏花や葬儀のかたちを考えられるのではないかとアドバイスをいただき、最終提案、制作につながりました。元々コンセプトメイキングから携わりたいという思いがあり、最近は仕事でも企画から参加することが増えています」。

そのほか、同じ時期にARTSに通っていた受講生と展示を企画中だという。

視覚障がい者をサポートするパナソニック社内の取り組みを題材とし、見え方の違いを表した新聞広告シリーズ。
より良い制作進行のために、黒田さんが受講した講座は……
「アートディレクター養成講座」でした。
 
日本で唯一の「アートディレクション」を教える学校。今年で第20期を迎え、これまで2000名以上の方が本講座で学び、アートディレクターとして活躍しています。デザインの技術を学ぶだけではなく、広告・コミュニケーションの舞台で活躍するためのアートディレクションの基礎から応用までを一流の講師陣が指導します。

 
<次回の開講のご案内>
講義日程:毎年8月開講 全30回
受講定員:90名

 
詳細はこちら
 

株式会社宣伝会議 教育事業部
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