PR業の2018年度売上高は1290億円、インフルエンサー活用などで拡大

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日本パブリックリレーションズ協会は5月9日、「PR業実態調査」の2018年度版の結果を公表した。本調査はPR業界の最新の潮流とPR業全体の売上規模を推計することを目的に、2007年以降、隔年で実施されている。今回で7回目。調査期間は2019年1月1日から2月28日までで、有効回答数は202社(回答率35.1%)。

調査によると、2018年度のPR業全体の売上高は、推計1290億円。前回の2016年度の1016億円を上回る結果となった。

売上について、59%が「増加傾向にある」と回答。景況感について、34%が「良い」と回答した。いずれも前回調査時よりも5ポイント以上下がり、やや慎重な傾向がみられた。今後の景況感についても、「現在より悪くなる」が7ポイントアップの14%に。先行きを不安視する姿勢がうかがえる。

取り扱い業務の傾向に関しては、1位に「パブリシティ企画・実施」で83%、次に「マスコミ対応」(79%)、「リテナーでのPRコンサルティング業務」(78%)、「記者発表会/PRイベントの企画・運営」(76%)、「モニター・クリッピング作業」(75%)と続いた。上位5位までは去年と同じ業務がランクインしたが、前回1位の「モニター・クリッピング作業」は大きくランキングを落とす結果となり、実際の運営に関する業務が追い抜く形となった。

伸び率では、前回の53%を大きく上回る66%の「インフルエンサー活用などのソーシャルメディアコミュニケーション」の台頭が目立った。

今後ニーズが増えると考えられる業務では、「インフルエンサー活用などのソーシャルメディアコミュニケーション」(68%)「オウンドメディアやソーシャルメディアの企画・運営」(62%)、「動画の作成・プロモーション」(52%)が上位3位までを占め、ネットメディアへの需要がうかがえる。

課題としては、広報・PR業務においては、「人材育成・確保」(80%)が一番多く、次に「新しい広報・PRの手法」(55%)、「業務そのものの質的向上」(45%)が続いた。経営においては、「売上拡大」(65%)、「社員のモチベーションアップ」(52%)、「即戦力の中途採用者の確保」(44%)が続き、「働き方改革」(42%)がそのあとに続く形となった。

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