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テレワーク時代に考える新しいコンテンツの形

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映像制作を軸に事業を展開するコンテンツスタジオ チョコレイトは4月7日、企画から稽古、公演まですべてをWeb会議サービス「Zoom」で行う「劇団テレワーク」を発足した。

劇団は、リモート時代の新しいコンテンツについて、同社のプランナーが「Zoom」上でブレストする様子を配信する「CHOCOLATE Zoom radio」から生まれた企画。

発足の経緯について同社のCCO/企画屋 栗林和明氏は「僕らは、これから新しいコンテンツをつくろうとしているエンタメの会社です。いまのような状況でも、新しい『制限』には、新しい『表現』の可能性が必ずある。こんな時だからこそ、誰もがたのしみになってしまうコンテンツをつくりたいと考えました」と話す。

4月2日には、公開ワークショップ型のオーディションを開催。参加者は自宅から「Zoom」上でオーディションに参加し、与えられたテーマに沿って即興劇を披露。計18名が参加し、オーディションの様子はYouTubeにてライブ配信した。

オーディションでは8名を選出。約3日間の稽古や打ち合わせなど経て4月5日に、第0回公演「Zoom婚活パーティー」を披露した。実験的な公演にもかかわらず、YouTubeの同時接続数(リアルタイム視聴者数)は合計で800人を超えた。

第0回公演「Zoom婚活パーティー」

 

「まだまだ始まったばかりですが、手応えはすごく感じています。実現したいアイデアはどんどん出てきますし、役者さんや視聴者さんからも、たくさんの熱いメッセージをいただいています。これから少しずつ作品のレベルを上げていき、広げていくつもりです。昨今の状況がきっかけで生まれた、『家で観る“オンライン演劇”』という形は、一過性のコンテンツではなく、新しい文化そのものとしてつくっていきたいと思います。今後は『数万人、数十万人が同時に観る演劇』というものが当たり前になる世界の実現を目指します」(栗林氏)。

4月12日には、第1回公演を開催。YouTubeのコメント機能を活用した即興劇で、視聴者が希望する演技内容をコメントし、リアルタイムで演者が演じた。