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モバイル型ロボットで無人接客 人員減、距離確保に対応

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シャープは6月1日、モバイル型ロボット「RoBoHoN(ロボホン)」を活用した接客システムの提供を始める。同日から宿泊施設「bnb+ 虎ノ門店」に導入する。

無人のフロントデスクに「ロボホン」を設置し、カメラを通じて来客を検知。スタッフは別室からスマートフォンやタブレット端末で、宿泊客の顔や音声を確認できる。名前などの確認が必要なものは、スマホなどに文字入力すると、「ロボホン」が発話する仕組み。チェックイン、チェックアウトや、そのほかの相談ができる。

観光庁が4月30日に発表した宿泊旅行統計調査では、2020年3月ののべ宿泊者数は2361万人で、前年同月の4687万人からほぼ半減した。また、日本政府観光局の調査による4月の訪日外国人客数は2900⼈で、前年同月⽐99.9%となった。新型コロナウイルス感染症拡大によるもので、宿泊業界は来店客の安全確保とともに、人員圧縮が避けづらい見通し。

「bnb+ 虎ノ門店」を運営するbnb plus(東京・千代田)は、2020年末までに新たに10店舗の出典を計画しているという。2018年には顔認証システムを活用した宿泊予約施設管理システムを自社開発するなど、業務効率化を進めてきた。