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アース製薬が美容・健康食品事業拡大 海外展開を視野に

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アース製薬は5月28日、海外展開を視野に美容・健康食品事業を拡大すると発表した。その第一弾として、6月1日にとらふぐから抽出したコラーゲンを使った「とらふぐコラーゲン美容ジュレ」を限定発売する。商品化にあたっては、とらふぐ料理専門店などを展開する関門海(大阪市)と販売包括契約を締結した。

アース製薬は2008年に美容・健康食品事業をスタート。2011年に発売した「もっちりうるおう コラーゲンCゼリー」はロングセラー商品となっている。近年、コラーゲンの需要は国内のみならず中国などのアジア圏、北米でも急激に伸びていることから、その後もコラーゲンの研究を続けてきた。

今回着目した「とらふぐコラーゲン」は、体への吸収量が高いうえに特有のにおいが少ないという特徴があるという。ただ、とらふぐは近年資源量が減少していて希少価値のある魚。安定した供給量と品質を確保するために、とらふぐの養殖ノウハウを持つ関門海とパートナーシップを組んで新ブランド「FUGUCOLLA(フグコラ)」を立ち上げた。

同社は本商品を皮切りに「フグコラ」ブランドで様々な商品を展開していく。原料の「とらふぐコラーゲン」の販売など、BtoB事業も視野に入れている。最終的には、ベトナム・中国・香港・台湾・タイなどアジア圏と、ロシア・北米などへの海外展開を目指している。