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阪急本店、eコマース売上高3.5倍に 阪急メンズ大阪も復調

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エイチ・ツー・オー リテイリング5月度のeコマース売上高が前年同月比で3.5倍を超えた。阪急百貨店本店は同比3.9倍で店頭でも人気を博す「ワールド・ティー・フェスティバル」が、阪神梅田本店は1.7倍で「大ワイン祭」が売り上げをけん引した。6月1日の売上速報で発表した。

阪急本店は5月21日の全館営業再開後、阪急メンズ大阪はモードファッションやギフトが好調で、同日数対比で前年比100%に。想定を上回る推移だという。

本店も「暮らしを取り戻す」需要の波が見られ、eコマースを利用しない高年齢層による化粧品のまとめ買いや、季節品のパラソルや帽子が売れている。ほかに、買い替えが必要なクツや肌着などのベビー・子ども服カテゴリー、スリッパやキッチン小物などのリビング用品の動きが目立つ。時期を遅らせてのお祝い需要でギフトも好調。

ただし、百貨店事業全体では支店を含めた全店合計で前年同月比35.9%と、大きく苦戦している。5月20日までは都心店が同比8%、郊外店39%に対し、同21日以降は、都心店76%、郊外店88%と想定を上回る結果で推移。阪急メンズ東京は29日から営業を再開した。

食品事業では食品スーパー運営のイズミヤが前年比105.4%、阪急オアシスが同比104.3%。