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コメダが新業態の店舗をオープン 「肉を休む日」をつくるメニューを提供

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コメダは7月9日、新業態ブランドとなる「KOMEDA is □(コメダイズ)」の内覧会を行った。新店舗ではメニューの原材料はプラントベース(植物由来)の食材を使用。「お肉を休む日を、つくろう。」をコンセプトとし、東銀座に7月15日にオープンする。

新店舗前でコンセプトボードを掲げる上石安寿氏と廣瀬ちえ氏。

店舗名の“□”は、「コメダで過ごす時間にお客さまが感じる、魅力や価値」を表している。“relaxing”、“delicious”など、□に入る新しい魅力をつくっていきたいという想いのもと命名された。また、「コメダイズ」という呼び方には、「米+大豆」というメニューにちなんだ意味も込められた。

事業開発部部長の上石安寿氏は「新しい事業、新しい食の展開を始めるには、ビジネス街である東銀座が適していると考えた」と話す。

新メニュー開発には、べっぴんプラス代表取締役の廣瀬ちえ氏が携わった。コメダの臼井興胤社長からの「誰が食べてもおいしいメニューを開発してほしい」との言葉を受け、1年半かけてメニューを構想したという。

大豆ミートを使用した「べっぴんバーガー アボ照り」。(税込1080円)特別なもの、普通より良いものを表す「別品」という意味も込められた。

店内には、コメダ珈琲店で使用したコーヒー粕を使用した壁が設置された。店員は、玉ねぎの皮などを再利用した制服を着用するなど、店内設備全体がサステナブルを意識したつくりとなっている。

店舗の象徴として2本立てられた「再生の木」。物流で使用される荷役台の古材でつくられている。近くにはビオトープも設置された。

店内照明には廃棄予定のガラスでできたペンダントライトを使用。レジカウンター付近の壁は、高千穂の火山灰とコメダ珈琲店で使用されたコーヒー粕でつくられた。

オープンに際して、店舗では新型コロナウイルス感染対策もとられた。コーポ-レートコミュニケーション室主任の伊藤綾子氏によると「もともとコメダの店舗はくつろぎを提供するため、席の間隔が広く取られている。今回、密になりにくい内装に加えて、パーテーションを設けるなど対策を行った」と話した。

1人席には取り外し可能なパーテーションが設置された。

中島氏は「まずは、植物由来のおいしい食事を楽しんでもらい、その体験を通じてサステナブルについて考えるきっかけとなれば」と話した。同社は、2018年から「KOMEDA COMES TRUE.」を合言葉としたサステナビリティ活動に取り組んでいる。