4年前の僕へ — 『言葉ダイエット』に寄せて(5歳)

「『言葉ダイエット』は素晴らしい本なので今すぐ購入するように!」と講演会で言いまくって、その場でAmazonでポチらせる、という活動を続けて半年が経つのだが、ついに書評の依頼がきた。

依頼されて嬉しい反面、今回の書評はとても緊張しながら書いている。『言葉ダイエット』は、無駄を削ることが文章を書く上でいかに大切かを教えてくれる本である。もし僕の書評が無駄なことばかり書いてあったとしたら、本の効果が疑われてしまうことになる。責任重大である。

僕はいわゆるインフルエンサーライターだ。ツイッターでバズりまくって、自然とライティングの仕事がくるようになった。全くの未経験の状態からライターを始めて4年が経つのだが、最初はなにも考えずに頭に思い浮かんだことをポンポンと勢いに身を任せて書いていた。素人ながらに勢いのある文章ではあったと思うし、今読み返してみてもなかなか面白い文章ではある。

しかし素晴らしいライターさん達と出会い、良い文章に触れていくうちに自分の文章がいかに稚拙なものであるかを思い知った。僕も負けず嫌いなので『ライティングを勉強するぞ!』とライター講座に通ったり、本をたくさん読んで、とにかく書いた。

『どんな記事が読まれるのか?』
『どのような文章が面白いと思われるのか?』

世間から『天才』と言われるライター達の文章をたくさん読んだが、天才たちの文章は面白くするための仕掛けがちりばめられていた。そして読者にストレスをかけずに読ませるための工夫も凝らされていた。

橋口幸生 『言葉ダイエット』宣伝会議
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インターネットには文章が溢れかえっている。しかも動画のボタンをポチッと押せばいくらでも面白いものがノンカロリーで観れるこの時代において、テキストを飽きさせずに最後まで読ませるというのは至難の技なのである。

天才たちの文章を分解し、解析してみると、一切の無駄がないことに気がつく。とにかくサクサクと読み進められる。その秘密はまさに『言葉ダイエット』なのだが、まずライターをやる上ではこの『無駄のない文章』こそが最低条件なのだ。逆にその技術を身につけないと読まれる文章を書くことは出来ない。『言葉ダイエット』にはそのテクニック、ルール、心構えが丁寧に書かれている。

僕もライターとして右も左もわからない状態のときにこの本を渡されていたら、目から鱗がポロポロと取れていたことだろう。

『ライティングを勉強するぞ!』と心に決めた4年前の僕に薦めたい本である。

〚プロフィール〛
 
5歳(ごさい)

1983年生まれの37歳。7つ年下の嫁と、7歳と5歳の息子の4人家族。日々の家族日記をTwitterにつづる(@meer_kato)。好きなものは、嫁、息子、ビール、本。嫁に「これから子供にお金が掛かるぞ〜」と毎日耳元で囁かれている。5歳さんと嫁と息子たちとの、ドタバタで愛情たっぷりの生活を漫画にした『ぼくの嫁の乱暴な愛情』(KADOKAWA)が発売中。

 

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