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SDGs「意識して行動している」人はわずか1割に 個人によるSDGs取り組み調査

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ネオマーケティングは12月22日、「SDGs達成のための個人での取り組み」をテーマにした調査結果を発表。SDGsという言葉を「知っている」と回答したのは計51.9%と高かったが、「内容を知っており、SDGsを意識して行動している」と回答したのはどの年代でも1割程度に留まった。

本調査は繊維品卸売の豊島(名古屋市)と共同で、12月1~2日に実施。20~69歳の男女1000人を対象にインターネットで募集した。

全体の7割以上がSDGs達成を「難しい」と回答

「SDGsを意識して行動している」人はどの年代でも10%前後。20代が最も多く12.5%だった。

また、SDGs達成のために具体的に何をしたら良いか分からない、と感じることが「ある」と答えたのは全体の62.6%。言葉の認知率は拡大したものの、具体的な行動につながっていないことが分かる。年代で比較をすると、どの年代も半数を超える結果となっており、60代は67.5%と最も高い結果となった。

「SDGs達成のために具体的に何をしたら良いか分からない」人は、どの年代でも半数を超える。

さらに、「SDGsを達成することは難しい」と考える人は、全体の72.5%にも上った。年代で比較をすると、40代76.0%、50代は75.0%、60代は79.0%と7割を超える結果に。

全体の7割以上がSDGsの達成を「難しい」と感じている。

一方、8割以上が“ちょっとした”貢献ならできると回答

同調査では、「SDGsと消費動向」に関する結果も発表された。

SDGsに関連する各項目の“モノ”について購入したことがあるか、使用したことがあるか、については、「エコバッグ」が72.0%、「マイボトル」が51.5%、「オーガニック商品」が21.3%だった。

性別で比較をすると、男性は「エコカー」が女性より多く、女性は「エコバッグ」「マイボトル」「オーガニック商品」「フェアトレード商品」が男性よりも多い結果に。

また、これらの“モノ”を取り入れる“ちょっとしたこと”ならばできそうだ、と回答した人は、全体で85.7%となった。性別で比較をすると、男性は80.0%、女性は91.4%となった。

男性で8割以上、女性においては9割が“ちょっとしたことなら”できると回答した。

ネオマーケティングは「SDGs達成のために具体的に個人で何をしたら良いか分からないという人が6割を超える結果となったが、SDGs達成のための“ちょっとしたこと”であれば、(促進を)さらに加速できるのかもしれない」とコメントした。